ごぼうの旬といえば秋冬を思い浮かべる方も多いですが、6月はやわらかく香りの良い「新ごぼう」の旬。旬の新ごぼうを使ったきんぴらごぼうは、この時期ならではのおいしさです。
※ 本記事は2021年9月の記事をリライトしました。
「シロさんは、副菜の鬼だからなあ…。」…ケンジのこの一言で、私の副菜スイッチが入りました。ドラマ「きのう何食べた?」に登場するシロさんのきんぴらごぼう、真似してみたら止まらなくなったんです。
「きのう何食べた?」のシロさんきんぴらごぼうを作ってみた
シロさん風きんぴらごぼうのレシピ【2〜3人分】
私はもともと「ささがき」派だったのですが、ドラマを見て「千切り(斜め薄切りのせん切り)」に変えてみたところ、夫から「今日のきんぴら、美味かった!」と珍しくお褒めの言葉が。

材料(2〜3人分)
- ごぼう…1本(約230g)
- にんじん…1/3本(彩り用・お好みで)
- ごま油…大さじ1
- しょうゆ…大さじ3(出汁醤油がおすすめ)
- 砂糖…大さじ1と1/2
- みりん…大さじ1
- 赤唐辛子(小口切り)…1本分
- 和風だしの素…適宜(出汁醤油を使う場合は不要)
- 白ごま…仕上げに適量
ごぼうは、春〜初夏(4〜6月)に出回る「新ごぼう」と、秋〜冬(11〜2月)の「秋ごぼう」、年に2回旬があります。新ごぼうは皮が薄くて香りがみずみずしく、アク抜きをほとんど必要としないのが特徴。秋ごぼうは繊維がしっかりして風味が凝縮されていて、きんぴらには特に向いています。どちらの旬も、ぜひ旬の時期に作ってみてください。
作り方
① ごぼうの皮をむく——アルミホイルが正解!
包丁の背でごぼうの皮をむこうとすると、力がいるし後片付けも大変。そこで使うのがアルミホイルです。くしゃっと丸めたアルミホイルで表面をこすると、面白いように皮がむけます。ぜひ一度やってみてください。


② 黒い輪が出ても気にしない
輪切りにしたら中が黒くなっていた…なんてこと、ありませんか? 安かったので買ったら、まさにそれでした(笑)。

ごぼうの黒い輪は、ポリフェノールが酸化したもの。品質には問題ないので、そのまま調理して大丈夫です。
③ 酢水につける?実はサッと水洗いでOK
料理本には「酢水にさらす」と書いてあることが多いですよね。ずっとあく抜きだと思っていたのですが、調べてみると少し違うようです。

あの茶色い水の正体は、ごぼうに含まれるポリフェノール。抗酸化作用があり、老化防止・美肌効果があるとも言われている成分です。わざわざ水に流す必要はなく、サッと水洗いする程度で十分。むしろ栄養を逃さない方がいいくらいです。
himeteiこれを知ってから、長時間さらすのをやめました。時短にもなるし、一石二鳥です。
なお、新ごぼうは香りと風味がやわらかい分、アクも少なめ。さっと洗う程度でも十分きれいに仕上がります。
④ 切り方は「斜め薄切り→せん切り」が正解
ささがきより断然こちらのほうが食感がよく、味もしみやすいと感じています。斜めに薄く切ってから、細いせん切りにするだけ。難しくないので試してみてください。


⑤ 炒める——タカのツメを先に香りを出すのがポイント
フライパンにごま油大さじ1とタカのツメを入れ、弱火で30秒ほど炒めて香りを立てます。ここが風味の要。少し多めにすると辛みが強めの仕上がりになるので、お好みで調整を。
ごぼう(とにんじん)を加えてしっかり炒めたら、しょうゆ・砂糖・みりんを加えて手早くからめます。味をみて、必要なら和風だしの素をひとつまみ。





あ!ゴマをかけるのを忘れました(笑)。ゴマひと振りで味がグッと締まるので、みなさんはかけてくださいね。


にんじんも一緒に千切りにして炒めると、彩りがきれいになります。お弁当にも映えますよ。
ごぼうは副菜だけでなく、ご飯と炊き合わせても抜群の存在感を発揮してくれます。鶏肉・里芋・ごぼうを使った混ぜご飯は、我が家の定番メニューのひとつ。水を一切使わず素材から出る水分だけで作るのに、しっかり味が染みるんです。
👉 美味しさ絶対!おかわり必須の混ぜご飯レシピ:手軽でおいしいコツを教えます
きんぴらごぼう、常備菜にするコツ
冷蔵庫で3〜4日ほど保存できるので、週末にまとめて作っておくと平日がラクです。味がしみてからの方がさらに美味しくなるのも、このレシピの好きなところ。シロさんが毎回複数の副菜を仕込んでいる理由が、よくわかります。
「副菜の鬼」への道は、まだまだ遠い。でも、きんぴらごぼうから始めるのは悪くない出発点です。
副菜をもう一品増やしたいとき、じゃがいもで作るコロッケも定番の選択肢。揚げたてはもちろん、冷めても美味しいので常備菜として一緒に仕込んでおくのもおすすめです。
👉 手作りコロッケのレシピ|揚げたてはもちろん、冷めても美味しい定番副菜
きのう何食べた?
よしながふみさんの漫画が原作のドラマ「きのう何食べた?」。弁護士の筧史朗(シロさん/西島秀俊)と美容師の矢吹賢二(ケンジ/内野聖陽)が、2LDKのアパートで暮らす日常を描いた作品です。
毎話かならず手料理のシーンが登場して、そのレシピがまたちゃんと再現できるくらい丁寧。


個人的には、西島秀俊さんと内野聖陽さんの「色気とキュートが同居した」演技にどハマりしまして。山本耕史さん演じる小日向と、磯村勇斗さん演じるジルベールの「何色にでも染まれる」巧みな演技も最高。実力ある演技者が集まると、こんなに面白くなるのかと。
Amazonプライムビデオで観てから、すっかりとりこになりました。
ドラマで作りたくなった、もう一品
きんぴらと同じく、作ってみたら「反則だあ〜!」と叫んだのがケンジのサッポロ一番みそラーメン。豚バラにニンニクと味噌を加えるアレンジで、インスタントとは思えない一杯になりました。


レシピの宝庫、公式ガイド本もあります。ドラマで気になった料理を家で作りたい方には手元に置いておく価値があります。


「きのう何食べた?」はAmazonプライムビデオで全シーズン観られます
season1・正月スペシャル・劇場版・season2と、シリーズ全作がAmazonプライムビデオで視聴可能。まだ観たことがない方は、ぜひseason1から。シロさんの副菜への情熱が、ちゃんと伝わってきます。


テレビの大画面で観たいなら、Fire TV Stick 4KをHDMIに挿すだけで設定完了。プライム会員ならすぐに使えます。


あとがき
「副菜の鬼」という言葉、何度聞いてもいい言葉だと思います。ケンジがさらっと言ったひと言が、シロさんへの愛情そのもので。きんぴらを作るたびに、あのシーンを思い出します。
ドラマのレシピは、作る理由が生まれるのがいい。「あの人が作ってたやつ」というだけで、ちょっと食卓が豊かになる気がしませんか。
兵庫県丹波市近郊在住。情報誌の編集・広告デザイン・Web制作を経て、ライフスタイルブログ「秘亭のネタ」を15年以上運営。料理は作り置き派で、副菜の常備菜づくりが週末の習慣。ドラマ飯を再現するのが密かな楽しみ。





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