「最高にうまいナポリタン」
ネットでこの言葉がバズったの、ご存じですか?
ずいぶん昔、2ちゃんねるに現れた謎の料理人が「材料はパスタとケチャップとサラダ油だけでいい。でも作り方を知らないと単なるケチャップパスタになる」と言い放ち、その哲学的なレシピがじわじわと広まっていった。
わたしもそれを読んで以来、ナポリタンへの向き合い方がガラッと変わりました。
さらに、TBS「この差って何ですか?」で紹介されたプロの技も組み合わせてみたら…もう、もとには戻れなくなりました。
最高にうまいナポリタンを作る「理論」——材料より先に覚えること
ネット発の伝説レシピが教えてくれたのは、レシピそのものではなく「なぜそうするのか」という理由でした。
ナポリタンの味の根幹は、ケチャップの「甘み」と「塩味」。ところが、ケチャップには「酸味」も強く含まれていて、これが甘みと塩味を打ち消してしまっている。だから、いくら具材を足しても「なんかすっぱくてぼんやりした味」になってしまう。
解決策は、酸味を徹底的に飛ばすこと。そのための炒め方が、このレシピ最大のポイントです。
最高にうまいナポリタン・5つのポイント
himetei材料より先に「なぜ?」を理解する。それが普通のナポリタンと最高のナポリタンの分岐点です。
| ポイント | やること | 理由 |
|---|---|---|
| ①麺の太さ | 2.0〜2.2mmの極太麺を使う | もちもち食感と存在感が別格 |
| ②前日仕込み | ゆでて冷蔵庫で一晩寝かせる | 水分が内部に入り、ソースが染みやすくなる |
| ③ケチャップを「親の敵か」というほど炒める | サラダ油でケチャップだけを、固まりになるまで強めに炒める | 酸味を飛ばし、甘みと塩味を最大限引き出す |
| ④バターで仕上げ(プロ技) | 炒めの途中でバターを加える | コクと香りが加わり、喫茶店の味に近づく |
| ⑤焦げ目をつける(上級技) | 麺を押しつけるように焼きそば感覚で焼く | 香ばしさが加わり、食感に変化が出る |
実際に作ってみた♪前日仕込みから仕上げまで


これが、ポイントをすべて実践して作ったナポリタン。ケチャップの赤が深くて、いい感じです。
【前日】麺は太麺で、ゆでて一晩冷蔵庫へ
麺は2.0〜2.2mmの極太麺を選ぶのが鉄則。
細麺では出せない、もちっとした噛み応えがナポリタンの命です。スーパーの棚で少し迷うかもしれないけれど、ここだけは妥協しない。
茹で時間は袋の表示通りでOK。茹でたらすぐ氷水でしめて、サラダ油をからめてくっつき防止。ラップして冷蔵庫へ。
一晩おくと何が変わるのか。パスタの表面の水分が内部に浸透して、翌日には「ふっくらもちもち」な食感になります。茹でたてのアルデンテとは別の美味しさ。



芯のあるご飯からふっくら変わる感じ
元のスレ主が言っていて、これが一番わかりやすかった。
しかも、冷蔵庫で数日保管できるので、多めに茹でて小分けにしておけばむしろ時短。「ご飯まだ?」という声にも余裕で対応できます(笑)
この日は、食べる時間差があったので具材も分けていました。
出来立てを食べて欲しい母ちゃんの愛です。



当日食べたい時は、1時間寝かせるだけでもイケる。
【当日】ケチャップを「親の敵か」というほど炒める——これが最大の核心
ここが、このレシピの哲学の中心です。
フライパンにサラダ油を引いて、ケチャップと少しのソースを投入。弱めの中火で、じっくり、しつこく炒め続けます。「親の敵かってくらい炒める」


目安は、ケチャップがやや黒っぽく濃い色になって、フライパンの中でひとつの固まりのようになるまで。水分が飛んで、ぎゅっと凝縮されていく感じ。そこまで炒めると、酸味が飛んで甘みと塩味だけが残る。これが「最高のナポリタンソース」の正体です。
TBS「この差って何ですか?」で紹介されたプロのレシピも、ここは一致していました。パスタを入れる前にケチャップを先に炒めること。1人前あたりケチャップ大さじ6杯を、約1分半しっかり炒めて酸味を飛ばしてからパスタを投入。
固まりになったケチャップに、サラダ油をもう少し足してなめらかにしたら、横で待機していた具材(玉ねぎ、ピーマン、ウインナーなど)も一緒に絡めていきます。そして寝かせておいたパスタを投入。
【仕上げ】バターと牛乳——プロが加えるふたつのコク
パスタを絡めながら炒めていく途中で、バターをひとかけら(10g程度)投入。これだけで、一気に喫茶店ナポリタンの香りに近づきます。乳脂肪のコクがケチャップの甘みと合わさると、なんとも言えない奥行きが出る。
※もしあれば、仕上げに牛乳を少し加えて絡めると、ソースがクリーミーになってパスタへの絡みがよくなります。「まろやかさが足りないな」と感じたときの隠し技として覚えておいて損はないでしょう。


この麺ももっちりで美味しいです。
【上級技】焼きそば流に焦げ目をつける——香ばしさという第三の武器
他のプロ料理人のレシピで見かけたのが、この「焼き」の工程。
パスタをフライパンに押しつけるようにして、昔ながらの焼きそばのように焦げ目がつくくらい焼く。全体をかき混ぜながら炒めるのではなく、あえて動かさずに焼き付ける。すると、底面に香ばしい焼き色がついて、食べたときにところどころカリッとした食感が出る。
これは好みが分かれるかもしれないけれど、一度試してみると「ああ、こういう味が好きだったんだ」と気づく人も多いはず。昭和の喫茶店ナポリタンの、あの香ばしさの正体はここにある気がします。
食べてみて「正直な感想」
一口目から、いつものナポリタンではなかった。酸っぱさがない。かわりに、じんわりとした甘みとコクがある。麺はもちっとしていて、ソースがきちんと絡んでいる。
「これ、外で食べるナポリタンだ」と思いました。家で作ったのに。
しかも当日の調理は短い。ほぼ炒めるだけ。手間は前日のパスタを茹でておくだけで、あとは冷蔵庫が仕事をしてくれます。「ちゃんとした料理を作った感」と「手軽さ」を両立できる、数少ないレシピだと思っています。
もっと手軽に作りたいなら——ホットクック版ナポリタンも
「前日仕込みはわかった。でも日々の夕食でそこまでできないよ」という方には、ヘルシオ ホットクックを使ったナポリタンも試してみてください。火加減なし、ほったらかしでできる別解です。
ナポリタンと一緒に冷たい飲み物を楽しむなら、こちらの保冷グッズも便利でした。


この記事を書いた人
秘亭(himetei)
兵庫県丹波市近郊在住。情報誌編集・広告デザインを経て、Webサイト制作15年以上。地元グルメ・カメラ・ガジェット・クラシック音楽が守備範囲。日常のちょっとした「いいもの・うまいもの・便利なもの」を記録しています。
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コメント
コメント一覧 (2件)
すごーい!
早速やってみよう!
ぜひぜひ作ってみてください。
野菜たっぷり入れるとより美味しいデス。