※ 初出:2020年7月の記事をリライト。
きゅうりが一気に採れる季節になると、毎年悩む。消費が追いつかない。そんなとき、冷蔵庫を開けながら思い出すのがこの一品。きゅうりとツナの中華風サラダは、さっぱりしているのにコクがあって、気づけば箸が止まらなくなる。夏の食卓にそっと馴染む、頼れる副菜です。
参考にしたのは栗原はるみさんのレシピ。「種を取る」「塩もみして絞る」という、ちょっとした下ごしらえが、仕上がりをまるで別物にします。
きゅうりとツナの中華風サラダ|材料と分量
畑や直売所でたくさん手に入るきゅうり。一度に4〜5本使えるのも、このレシピの嬉しいところです。
材料(2〜3人分)
| きゅうり | 4〜5本 |
| ツナ缶 | 1缶 |
| しょうが | ひとかけ(半分ほど) |
※しょうがやみょうがなど薬味があると、全体の味が締まります。手元にあれば、ぜひ。
味の決め手となる甘酢は、酸味と甘みのバランスが絶妙。すだちやゆず果汁を加えると、一気に清涼感が増します。
| 酢 | カップ1/2 |
| 砂糖 | 大さじ2 |
| 塩 | 少々 |
| すだち・ゆず果汁 | 大さじ2 |
きゅうりとツナの中華風サラダ|作り方のポイント
種を取って、水分を抜く

きゅうりは縦半分に切り、スプーンで種をすくい取ります。「そんな細かいこと?」と思うかもしれないけれど、これが大事。種の部分は特に水分が多く、そのままにしておくと仕上がりがベチャっとしてしまいます。

斜めに薄く切ったら、軽く塩をふってもみ込む。少し置いてから、しっかり絞る。ここでどれだけ水分を出せるかで、食感がガラッと変わります。
なぜ水分を抜くの?
きゅうりはそのままだと水分が多く、時間が経つにつれてどんどん水が出てきます。サラダ全体がベタっとして、甘酢の味も薄まる原因に。
種を取り、塩もみして絞ることで、
👉 シャキシャキした歯ごたえが生まれ、味もしっかり入ります。
しょうがは細めの千切りで
しょうがはできるだけ細く、丁寧に千切りにします。太いと食べたとき主張が強すぎる。細くすると、風味がふわっと広がって全体になじみやすくなります。千切りの仕上がりで、料理の印象がちょっと変わるんです。
見た目も整える|盛り付けの小さなコツ
味だけでなく、見た目もひと手間かけると、食卓での印象がぐっと変わります。
形を整える
水気を絞ったきゅうりを軽くまとめて、丸や四角に形を揃えるだけ。ただの副菜が「ちゃんとした一品」に見えてきます。
ツナはふんわりほぐす
ぎゅっと固めずに、空気を含ませながらほぐすと食感が軽くなります。存在感は残しつつ、全体にそっとなじむ感じ。
盛り付けの順番はきゅうり→ツナ→しょうが
この順に重ねると、色のコントラストが出てきれいに見えます。味のバランスもよくなる気がして、毎回この順番で盛るようにしています。
甘酢は食べる直前に
早めにかけてしまうと、また水分が出てきてしまいます。食卓でさっと回しかけるのが正解。このひと手間が、仕上がりを守ります。
ちょっとしたハプニングも楽しい

「型に詰めてひっくり返したら、おしゃれに盛れるのでは?」という思いつきで一度やってみたことがある。結果は見事に崩壊。ツナだけがぽつんと残るという、なんとも言えない光景でした。
結論。手でふんわり整えるのが、いちばん早くて、いちばんきれいでした。

ツナは少し控えめにすると、全体がすっきりまとまります。主役はきゅうり、ツナは名脇役、くらいの気持ちで。

食べる直前に甘酢を回しかけて、軽く全体を混ぜたら完成です。
何度も作るうちにわかってきたこと
栗原はるみさんのレシピの魅力は、再現性の高さにあると思っています。丁寧な試作を重ねて、作りやすさと美味しさを両立させている。だから、料理に慣れていない人でも迷いにくいし、完成まで自然にたどり着ける。
それでも、同じ手順で作っているのに、なぜか今日は少し水っぽい。あの日はしょうがが主張しすぎた気がした。レシピが悪いわけでもなくて、きゅうりの水分量だったり、絞り方の力加減だったり、しょうがの切り方だったり。その「ほんの小さな違い」に気がつくのが、何度も作ることで初めてわかること。
同じく栗原はるみさんのレシピを参考にしたポテトサラダの隠し味も、何度作っても発見があって面白い一品です。興味があればあわせてどうぞ。
まとめ|気軽なのにちゃんと美味しい
さっと作れて、さっぱり食べられる。それでいて、ちゃんと満足感がある。こういう副菜がひとつあると、食卓がぐっと整う気がします。
暑い日の箸休めに。ちょっとした集まりの一皿に。気負わず作れるのに、なぜか喜ばれる。そんな一品でした。
ほかの料理人のレシピも試してみたい方には、伝説の家政婦・志麻さんのイワシカレーもおすすめです。魚でカレーを作るとは思えないほど美味しくて、一度作ったらリピート確定でした。
関連記事
同じ栗原はるみさんのレシピも、ぜひ。

※掲載している写真は記事作成当時のものです。



コメント