※ 初出:2016年9月の記事をリライト。
「もっと本格的に背景をぼかしたい」——そう思ったとき、次のステップがAモード(絞り優先)×F値の設定です。OLYMPUS PEN E-PL6なら、ダイヤルをAに合わせてボタンをひとつ押すだけ。数年使い続けてきた経験から言うと、これを覚えると写真の表現がぐっと広がります。
F値とは?——絞りは「瞳孔」のようなもの
F値とは、レンズの絞り(光の入り口の大きさ)を数値で表したものです。人間の目でいうところの瞳孔に近いイメージ。明るい場所では瞳孔が小さくなり、暗い場所では開きますよね。それと同じ仕組みです。
背景ぼかしとの関係はシンプルで——F値が小さいほど背景が大きくぼける。これだけ覚えておけば大丈夫です。
AモードでF値を設定する手順
操作自体はそれほど難しくありません。画面を見ながら進んでみてください。(※スクリーンショットは記事執筆当時のファームウェアバージョンのものです)
ステップ① モードダイヤルを「A」に合わせる
カメラ上部のモードダイヤルを「A」の位置に回します。これが絞り優先モードです。
ステップ② 「±」ボタンを押して絞り値を設定する
「±」ボタンを押したあと、十字ボタンの上下でF値を変えます。液晶モニターで現在の設定値を確認しながら操作できます。ボタンを押すときは、十字ボタンの外側をやや意識して押すとスムーズです。
E-PL6はF値をF22まで設定できます。
ちなみに、ダイヤルを回すと露出(明るさ)が変わります。F値と露出は別の操作なので、混同しないようにご注意を。
F値を変えて撮り比べてみた
キノコと唐辛子を60cmほど離して撮影しました。F値を変えると後ろの赤い唐辛子のぼけ感がどう変わるか、見てみてください。


背景をぼかすコツがもうひとつ。被写体にカメラを近づけること、そしてぼかしたい背景を被写体から離すことでも、ぼけ感は強くなります。F値だけに頼らず、距離感も意識してみてください。
E-PL6のAモードを使いこなすと何が変わる?
NikonのD5300とE-PL6を両方使い続けてきた経験から言うと、E-PL6はAモードの操作がとにかく直感的で使いやすい。重い一眼レフを持ち出すほどじゃないけど、スマホよりいい写真を撮りたいというシーンに本当にフィットします。
E-PL6の特徴をあらためて整理するとこんな感じです。
- コンパクトで持ち運びが苦にならない
- 単焦点レンズならF値を開放側に大きく設定でき、ぼけ感が出やすい
- チルト液晶で180度回転するので自撮りにも対応(E-PL7も同様)
- オート・シャッタースピード優先・絞り優先・マニュアルと撮影モードが揃っている
- シャッターチャンスに強く、瞬間の表情も逃しにくい
F値の扱いに慣れてきたら、次はライブガイドの背景ぼかし機能と組み合わせて使ってみるのもおすすめです。

設定をリセットして最初からやり直したいときは
「F値をいじりすぎて、なんか変になった……」というときは、初期化で工場出荷状態に戻せます。難しい操作は不要で、メニューを数回タップするだけです。









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