※ 本記事は2023年5月の記事をリライトしました。
油揚げとにんにくを組み合わせた「アホきつね」は、5分あれば作れるおうち居酒屋の定番つまみ。
カリカリ食感とガーリックの香りが、冷えたビールや日本酒に抜群に合います。
「アホきつね」って、なんですか?
まず名前から笑えてしまいますよね。「アホ」って……と思ったあなた、ご安心を。これはスペイン語で「にんにく(AJO=アホ)」のこと。そして「きつね」は、油揚げの色がきつね色だから。つまりアホきつね=にんにく×油揚げ、という至ってまっとうな料理です。
ネーミングのふざけた感じと、出来上がりのおいしさのギャップが、また良いんですよね。
材料と作り方(1人分・5分で完成)
材料(1人分)
| 油揚げ(薄揚げ) | 1枚 |
|---|---|
| にんにく | 1かけ分(薄スライス) |
| マヨネーズ | 大さじ1/2 |
| ピザ用とろけるチーズ | ひとつかみ |
| ブラックペッパー | 少々 |
お好みで、仕上げに醤油をひと垂らしするのもおすすめです。風味がぐっと引き立ちます。
作り方
① にんにくをできるだけ薄くスライスし、マヨネーズで和える。
② 油揚げの上に①をのせ、ピザ用チーズをひとつかみ散らす。
③ オーブントースター(200℃)で5〜6分、チーズが溶けてうっすら焦げ目がついたら完成。仕上げにブラックペッパーをふる。
※魚焼きグリルを使う場合は、焦げやすいので目を離さないように。我が家のトースターは200℃・5分ちょうどがベストでした。
コツとよくある失敗パターン
シンプルな料理ほど、ちょっとしたポイントで仕上がりが変わるもの。何度か作ってみて気づいた失敗例を正直にお伝えします。
焦げすぎる → にんにくが分厚いと焦げやすくなります。できるだけ薄く切ることと、加熱中は必ず様子を見ること。特に魚焼きグリルは火力が強いので注意。
味が薄い・油っぽい → マヨネーズの量が多すぎると油っぽさが勝ってしまいます。マヨネーズは油揚げ全体に薄く広げる感覚で。にんにくの風味がほしいときは、チューブよりも生のおろしにんにくの方が香りが出ます。
にんにくが苦手な方へ → 薄くスライスした玉ねぎに替えるだけで、まったく別の顔になります。これもなかなかおいしいのでぜひ。
できたてをそのまま出すより、メインもつまみも一通り楽しんだ頃にそっと追加で出すと、場の空気がほっこりします。ちょっとした「隠し球」感覚で重宝しています。
お酒のアテに、もう一品ほしいときはこんな選択肢も。

自家製にんにくで作ると、香りが別格でした
我が家では、主人が自然農法で家庭菜園を楽しんでいて、にんにくは栽培3年目になります。
……が、今年は大事件がありまして。
私が、にんにくの葉を雑草だと思い込んで、半分ほど引っこ抜いてしまったのです。やってしまいました…。

それでも残ったぶんを収穫して、十分に日干しして乾燥させたものを使って調理すると……驚きました。市販のにんにくとは比べものにならないくらい、香りが強いんです。調理中から、家じゅうにガーリックの香りが広がってしまいました。

自家製はその香りの強さゆえ、食べたあとが少し気になるのも正直なところ。最近は「臭わないにんにく」という品種が出てきているそうで、主人にリクエスト中です。

【豆知識】紫式部の時代にも、にんにく問題があった
にんにくの歴史は、実はかなり古いもの。日本でも『源氏物語』の時代から食べられていたことが記録に残っています。
第二帖「帚木(ははきぎ)」の巻に、こんな場面があります。藤式部の丞が女性を訪ねると「今日は薬草(=にんにく)を食べてしまったので、口が臭くてお会いできません。でもご用件は承ります」と断られてしまう。そこで詠んだ歌が、「ひる」という言葉が「昼」と「蒜(ひる=にんにく)」の掛け言葉になっている、なんとも風流なやりとりです。
千年前の平安貴族も、にんにくの口臭には悩んでいたとは。なんだか親近感が湧きますね。
おうち居酒屋に、ビールは欠かせない
アホきつねにはやっぱり冷えたビールが最高のお供。せっかくなら最後まで冷たいまま飲みたいですよね。

まとめ:材料2つから始まる、おうち居酒屋の扉
油揚げとにんにくさえあれば、あとは冷蔵庫の定番品だけで完成します。材料費も驚くほど少なくて済む、コスパ最強のつまみ。
シンプルだからこそ、にんにくの薄さやチーズの量で自分好みに調整できるのも楽しいところです。ぜひ一度、「アホきつね」試してみてください。笑えるネーミングのわりに、しっかりおいしいですよ。



コメント