「ホームページビルダー」はインターネットが普及し始めた頃からある歴史あるソフトですが、しばらく新作が出ていなかったので「もう終わったのかな…」と思っていました。
ところが!2025年6月27日、約5年2か月ぶりとなる最新バージョン「ホームページビルダー23」が登場しました。
せっかくなので、ざっくりレビューしていきますね。
結論から言うと…
👉 これから本気でサイト運営するなら WordPress版一択 です。
ホームページビルダー23の3つの作り方
ホームページビルダー23。公式には最新の機能や豊富な素材が売りですが、果たして「買い」なのでしょうか。それとも「やめとけ」でしょうか。実際に使う前に、気になるポイントを整理してみました。
バージョンごとの違いを表で整理しました。
ホームページビルダー23には、大きく分けて3つの作り方があります。


クラシック版(昔ながらの作成スタイル)
いわゆる従来型。HTMLやCSSを触れるので、「ちゃんと勉強したい」人には向いています。テンプレート(フルCSS)もたくさんあるので、意外と見栄えもいいサイトが作れます。
ただし、更新するにはソフトを入れたPCのみが必要で、スマホでは編集できません。
SP版(シンプルで直感的)
「とにかく自由に作りたい!」という人に人気なのがSP版。
画面を見ながら操作していくだけで、それっぽいホームページが完成します。
さらにSP版には、2つあります。
- データをPCに保存する 通常版
- クラウド上で更新できる WordPress版
の2種類があります。
最初にどちらを選ぶか決める必要があり、途中で切り替えできない点だけ注意してください。


初めてのかたはSP版を選ぶと、ちょとこんがらがってしまうかもしれません💦
※ SP/WordPress版は、テンプレートをクラウドにアップロードさせてから、ダッシュボードという編集画面から作り込んでいきます。
パソコン上では、下の黄色枠と赤線部分は、文字が入力できません。全て、クラウド上で編集します。


「結局どれを選べばいいの?」という初心者の悩み
私も最初に悩んだのがここでした。
結論から言えば、WordPress版を選ぶのが無難です。
理由はシンプルで、
- 更新が楽(スマホからでもできる)
- 将来的に拡張しやすい
これらが揃っているからです。
ただし、すべての人にWordPressが合うわけではありません。
「全然更新しない静的なサイトを一度作れれば十分」という方ならクラシック版でもOKだと思います。
ホームページビルダーのWordPressは「テンプレート」があるので、制作のイメージがしやすい。
正直に言うと、最初は少し設定に手間がかかります。
でも、一度慣れてしまえば「これを選んでよかった」と思えるはず。
バージョン | 編集場所 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|---|
クラシック版 | PC上(HTML/CSS直接編集) | 細かいカスタマイズが可能。古参ユーザー向け | コードを触りたい人、更新が少ない人 |
SP通常版 | PC上(ドラッグ&ドロップ) | 直感的に操作できる。テンプレ多め | 初心者、とりあえず形にしたい人 |
SP/WordPress版 | SPで作成 → クラウド経由でWordPress | SP操作感+WordPress運営が可能 | SPに慣れていてWordPressに移行したい人 |
WordPress版(単体) | WordPressダッシュボード | WordPress専用。SEOに強い | 本気で運営したい人 |
こうやって並べると違いが分かりやすいですよね。
やっぱり長く運営したいなら WordPress版がベスト だと思います。
SP/WordPress版とWordPress版の違い
さらにSP版はちょっとややこしいので、さらに比較表を用意しました。
項目 | SP/WordPress版 | WordPress版(単体) |
---|---|---|
特徴 | SPの操作感を残しつつWordPress対応 | WordPress専用。SP機能なし |
作り方 | ①SPでレイアウト作成 → ②クラウドにアップ → ③WordPressで編集 | 最初からWordPressで編集 |
メリット | SPのテンプレも使える。移行がスムーズ | シンプルで余計な手間なし |
デメリット | 作業フローが複雑。クラウド経由必須 | SPのドラッグ&ドロップ機能なし |
向いている人 | SPに慣れていてWordPressに移行したい人 | WordPressだけで完結させたい人 |
特に写真素材は、自分で撮ったほうがオリジナリティも出ます。
「結局どれを選べばいいの?」という初心者の悩み
私も最初に悩んだのがここでした。
結論から言えば、WordPress版を選ぶのが無難です。
理由はシンプルで、
- 更新が楽(スマホからでもできる)
- デザインの自由度が高い
- 将来的に拡張しやすい
これらが揃っているからです。
ただし、すべての人にWordPressが合うわけではありません。
「全然更新しない静的なサイトを一度作れれば十分」という方ならクラシック版でもOKだと思います。★★★★★
サーバー選びも大事
ホームページを作っただけでは公開できません。必要なのが サーバー です。
初心者におすすめのサーバー
- ロリポップ!(月250円〜)
→ 安く始めたい方にぴったり。電話サポートあり。 - さくらのレンタルサーバ
→ 長年の信頼と安定性。法人利用にも向いています。 - エックスサーバー(月1,200円〜)
→ 高速&安定。WordPressをしっかり運営したい人におすすめ。
途中でサーバーを変えるのは大変なので、最初にしっかり選んでくださいね。
やめとけ?それとも買い?ホームページビルダー23のリアルな本音
やめとけポイント
- 個人は体験版が使えない
- 価格が高め
- 素材は結局ほとんど使わない
ホームページビルダー23には、372種類のテンプレートと1600点の高画質画像素材が搭載されています。数字だけを見ると圧倒的ですが、実際に自分や自社のホームページを作る場合、使うテンプレートはせいぜい数種類に限られます。また、店舗やサービス用の写真は自分で撮影したほうがオリジナリティが出せます。
テンプレートや素材の豊富さは魅力ですが、体験版がなく購入前に試せない点や、実際にはほとんど使わない素材が多い点を考えると、個人や小規模事業者にはあまりおすすめできません。手軽にホームページを作りたい場合は、無料で試せる他のツールも検討したほうが安心です。
ホームページビルダー23は体験版が消滅!まず試せない
個人ユーザーにとって最大のハードルは、体験版がなくなったことです。これまでは「ちょっと試してみる」ということができましたが、今は購入前に中身を確認できません。
3万円弱という価格をいきなり払うのは、特に初心者にはリスクが大きいと言えます。



まあ、どうしても何かの理由でビルダーをインストールせざるを得ない…という特殊な事情があるなら、話は別ですがね(笑)
買いポイント
- WordPress版はSEOや更新性に強い
- Windows11やブロックエディタ対応
- テンプレで形にしやすい
WordPress直導入から始めてみるのもあり!
正直に言うと、今から始めるなら 「WordPressを直接使う」 のもアリです。
- 無料で試せる
- 解説本やネット情報が豊富
- 自由度が高い



私自身もWordPressを使い始めてから20以上のサイトを運営するようになりました。
慣れれば本当に自由度が高くて楽しいですよ。
初心者にはこの本が絶対おすすめ!
カスタマイズできるおしゃれなテンプレートを購入するのも一択です。



私は、いくつかの有料テンプレートを試した末に、今はSWELLにたどり着きました。


最後に
ここまでホームページビルダーについて解説してきましたが、正直に言えば、必ずしもこれを使う必要はありません。
私自身、ホームページビルダー15からさまざまなバージョンを試してきましたが、今は WordPress一択 です。
もちろん、ノーコードで手軽に作れる Wix や、デザイン性に優れた STUDIO といった選択肢もあります。
大切なのは、どのツールを使うかではなく、「まず手を動かしてサイトを作ること」 です。
このページにたどり着いたあなたも、今日がホームページ作りの第一歩。
最初の一歩は小さくても構いません。勇気を出して踏み出せば、必ず次のステップにつながります。
関連URL
クラシック版の操作に慣れていた私にとって、SP版の編集方法は少し驚きでした。
そこで、同じように戸惑う方のために、編集方法をまとめてみました。
バックアップ取れるか考えておいてね
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