せっかくの写真に、電柱や見知らぬ人が写り込んでいた…なんて経験、ありませんか。実はペイント3Dのマジック選択機能を使えば、Photoshopなしでも不要なものをざっくり消すことができます。スクリーンショット付きで手順を解説します。
ペイント3Dで写真の不要なものを消す方法【手順概要】
操作の流れはシンプルです。難しいコマンドは一切なく、マウスだけで完結します。
① 消したい写真をペイント3Dで開く
② 「マジック選択」で不要な部分を囲む
③「次へ」→AIが自動で対象を認識
④「完了」→対象を移動またはDeleteキーで削除
⑤「名前を付けて保存」で完了
ペイント3Dとは?
Windows 10に標準搭載されていたグラフィック編集アプリです。鉛筆・水彩などのブラシ描画に加え、「マジック選択」というAI機能で被写体の輪郭を自動認識できるのが特徴。Photoshopのような専門知識がなくても、直感的に使えます。
Windows 11には標準搭載されておらず、2024年11月4日以降は新規ダウンロードも不可となっています(上記のお知らせ参照)。

実際の加工例:ウェディングフォトから電灯を消す
百聞は一見にしかず。実際にどこまで消せるのか、見てもらったほうが早いですね。
紅葉の中のウェディングフォト。三本の電灯がどうしても目立ちます。右側がペイント3Dで削除した後の写真です。


もっとわかりやすい画像でご覧ください。
別カットのウェディングフォト。限られた撮影時間の中では、背景より被写体の動きを優先してシャッターを切るのが鉄則。あとで画像処理で直せばいい、という考え方です。モデル左の電灯が景色とアンマッチなので、まずそこから削除します。


続いて両隣の木と影も気になるので、同じように削除します。


削除跡を背景に完全になじませるにはPhotoshopなど別のツールが必要ですが、それでも最初の写真と比べるとずいぶんスッキリしました。


ペイント3Dで不要なものを消す手順【詳細】
ステップ1:画像をペイント3Dで開く
消したい写真を右クリック→「プログラムから開く」→「ペイント3D」を選びます。「ペイント」と名前が似ているので、間違えないよう注意してください。


ペイント3Dで画像が開いた状態です。


ステップ2:マジック選択で消したい部分を囲む
上部ツールバーの「マジック選択」をクリック。


画像の四隅に「○」が表示されます。これがマジック選択の選択枠です。


消したい対象を囲んで「次へ」をクリック。広い範囲を一度に囲むより、小分けにして作業するほうがきれいに仕上がります。


しばらく待つと、AIが認識した対象が浮き上がったように表示されます。


右サイドの「完了」をクリックします。


ステップ3:Deleteキーで削除する
対象が選択された状態になれば、自由に動かせます。このままDeleteキーを押すか、右クリック→「削除」で消えます。




うまく選択できないときは「追加」「削除」で補正する
一度で全体をうまく囲めないこともあります。電灯の支柱を選択したつもりが、下半分しか反映されなかった例がこちらです。




こんなときは右サイドの「追加」をクリックして、選択されていない範囲をなぞります。→「完了」をクリック。


逆に余分な部分まで選ばれた場合は「削除」でなぞれば除外できます。細かい補正を重ねるほど、仕上がりがきれいになりますよ。


削除跡が気になるときは色塗りで補正する
削除した跡に色むらが残ることがあります。そんなときは、スポイトで周辺の色を拾ってから「筆」でなぞると、背景に自然になじませることができます。完璧ではないけれど、パッと見ではわからないくらいには整えられます。


編集した画像を保存する
左上の「メニュー」をクリックします。


「名前を付けて保存」→形式を選んで保存すれば完了です。元の写真は上書きせず、別名で保存しておくと安心です。


ペイント3Dを背景透過にも活用できる
同じマジック選択機能を使えば、背景を透明にした透過PNG画像の作成もできます。商品写真の白抜きや、ブログのアイキャッチ素材作りにも役立ちますよ。手順はこちらの記事で詳しく解説しています。


ペイント3Dが使えない場合の代替ツール
2024年11月以降にペイント3Dを入手できなかった方には、以下のツールがおすすめです。いずれもWindows標準で使えます。
| ツール | 料金 | 消しゴム・背景削除 |
|---|---|---|
| Windowsペイント(新版) | 無料 | ○ 背景削除・消しゴムあり |
| Windowsフォト | 無料 | ○ AI背景削除対応 |
| Canva | 無料〜有料 | △ 背景削除は有料プラン |
もっと本格的に動画・画像を編集したいなら、変換・録画・編集を一本でまかなえるソフトも選択肢のひとつです。


まとめ
ペイント3Dのマジック選択は、Photoshopなしで写真の不要なものを消せる手軽なツールでした。背景となじませる仕上げには限界がありますが、「電柱を消す」「写り込みをざっくり除く」くらいなら十分実用的です。
手元にペイント3Dが残っている方は、削除しないよう大切に。使えなくなった方は、Windowsの「ペイント」や「フォト」の新機能がかなり実用的になっているので、ぜひ試してみてください。


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