和装用のバッグと聞いて思い浮かぶのは、四角くて大きなあの形と、臙脂色の生地ではないだろうか。呉服店で勧められるのはたいていこのタイプで、正直なところ好みが分かれるデザインだと感じている人も多いはず。
私自身、あの定番の形と色があまり好みではなくて、ずっと別のものを探していた。そんなときに出会ったのが、今回紹介するキルティング素材のスーツ・きもの収納ケース。甥っ子の結婚式で遠方まで黒留袖を持参する用事ができ、思い切って購入してみた。

四角い和装バッグや臙脂色が苦手な人にこそ試してほしい理由
着物専用バッグの多くは、和装らしさを出すためか臙脂色や落ち着いた古典柄が主流。悪くはないのだけれど、スーツや礼服と一緒に持ち歩くには少し浮いてしまう色合いでもある。
今回選んだのは男女・和洋兼用 キルティング スーツ・きもの収納ケース。カラーはブラック一択にした。冠婚葬祭からビジネスシーンまで違和感なく持てるので、着物専用のバッグをもう一つ増やすより、ずっと出番が多くなりそうだと思ったのが決め手だった。

着物と袴一式、着付け小物までまとめて収納できた
結婚式当日は、着物と袴一式に加えて帯・帯揚げ・帯締め・長襦袢・腰紐まで、このバッグひとつに詰め込んで移動した。着付け道具は数えるとかなりの量になるのに、仕切られたポケットのおかげでぐちゃぐちゃにならずに収まったのは正直うれしい誤算だった。


肩掛けも手持ちもできる2way仕様で移動が楽になった
四角い和装バッグの多くは手持ち専用で、長時間の移動だと腕が疲れてくる。このバッグは手提げ部とショルダーストラップの2way仕様になっていて、駅のホームや式場の廊下など両手を使いたい場面ではショルダーに切り替えられるのがありがたかった。
底面もしっかりした作りで、荷物を入れた状態でもきちんと自立してくれる。改札前や受付カウンターにひょいと置いたときに倒れないというのは、地味だけれど当日ほっとするポイントだった。

外ポケットにA4サイズの冊子もすっぽり
外側のポケットはゆとりのあるサイズで、式次第や着付けの参考資料などA4サイズの冊子も難なく入る。当日さっと取り出したいものをここに入れておくと、バッグの中をあちこち探さずに済む。
内側の作りも丁寧で、着物の型崩れが気にならない
開けてみてまず感じたのは、ファスナーの軽さだった。着物を何枚も重ねた状態でもスムーズに開閉できて、着付け後に慌てて中身を出すような場面でもストレスが少ない。
内部は上部と下部の両方に留め具があり、移動中に着物がずれて崩れる心配がない。これがあるとないとでは、到着後の安心感がまったく違うと感じた。
スーツもハンガー付きでシワなく収納できる
このバッグのもうひとつの魅力は、洋装にも対応しているところ。内側にハンガーが備わっているので、礼服やスーツをシワなく吊るして運べる。
着物専用ではなく和洋兼用というのが、結局のところいちばん使い勝手のいいポイントかもしれない。
草履や靴を入れる専用の小袋も付いている。
靴がバッグの中で転がって着物に汚れが移る、なんて心配がなくなるのは地味ながらありがたい配慮だと思う。
キルティング素材が着物をやさしく守る
生地はしっかりしたキルティング素材で、外からの衝撃を適度に吸収してくれる。
大切な着物を守りながら見た目にも上品で、四角い和装バッグにありがちな「いかにも」感がないのも気に入っている理由のひとつ。
このガーメントバッグをおすすめしたい人
- 定番の四角い和装バッグや臙脂色のデザインが好みではない
- 着物と袴一式をまとめて遠方に持ち運ぶ機会がある
- 年に数回、冠婚葬祭で着物や礼服を使う
- スーツの出張・遠征にも使えるバッグを探している
- 大きすぎず、機能が充実したバッグがほしい
価格を考えると、収納力も機能性も十分すぎるくらいだと感じている。高いバッグでなくても、自分の使い方に合っていればそれが正解なんだと、今回あらためて実感した。
商品情報まとめ
| 商品名 | 男女・和洋兼用 キルティング スーツ・きもの収納ケース |
| カラー | ブラック |
| 主な機能 | 2way(手提げ・ショルダー)、内側ハンガー、上下留め具、外ポケット、靴用小袋 |
| おすすめの使用シーン | 結婚式・冠婚葬祭での着物一式の遠方持参、スーツ・礼服の出張持ち運び |
| 購入時の参考価格帯 | 数千円台(時期により変動するため購入前に最新価格を要確認) |
価格は販売時期によって変動するため、購入前に最新の情報を確認しておくと安心だ。
あとがき——黒留袖とともに思い出した、親への感謝
久しぶりに袖を通した黒留袖。この着物を嫁入り道具として持たせてくれた両親のことを、ふとしみじみ思い出した。
「こんなに立派なものを持たせてくれていたんだな」と、親がしてくれたことの重みをようやく噛みしめている自分がいる。そういう歳になったということなのだろうか。

着物と一緒に持ち歩く道具ひとつで、当日の身軽さも気持ちの余裕も変わってくる。同じように「四角い和装バッグがどうも好みではない」という人に、この記事が参考になれば嬉しい。
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執筆者:秘亭(himetei)
15年以上ブログを運営し、日々の暮らしの中で見つけた「これは良かった」を発信しています。










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