今年も庭の梅の木が、手に負えないくらい実をつけました。毎年のことなのに、鈴なりになった枝を見るたびにちょっと笑ってしまう。
さて…青梅が店頭に並ぶのは、毎年わずか数週間。梅酒づくりは「今しかない」という短期決戦です。でも仕込みさえ済ませれば、あとは待つだけ。
半年後には市販品では味わえない、自分だけの一本が完成します。

この記事では、わが家で長年続けている手作り梅酒のレシピと仕込み手順を、失敗しないコツも添えてご紹介します。
手作り梅酒が美味しい理由
市販の梅酒も悪くないのですが、手作りには「甘さを自分で決められる」という最大の特権があります。わが家ではお砂糖控えめにして、梅の酸味がしっかり感じられる仕上がりに。飲み飽きないんですよね、これが。
わが家には梅の木があって、毎年6月になると鈴なりに実をつけます。梅雨の雨は植物にとっての恵み。しとしと降るたびに実がぷっくり膨らんでいく様子は、何年見ても飽きません。

ただ…落ちた梅は傷がついてしまうので、木の下に古い毛布を敷いてはいるものの、なかなか全部は守りきれないのが毎年の悩みです。
梅酒の材料と分量(5リットル瓶1本分)
シンプルな材料ばかりです。特別なものは何もいりません。
- 青梅 1kg(梅の風味を強くしたければ最大1.1kgまで追加可)
- 氷砂糖 500g(甘めが好みなら最大1kgまで増やしてOK)
- ホワイトリカー 1.8リットル(アルコール35度以上のものを選ぶこと)
- 5リットル保存瓶 1個(蓋がしっかり閉まるもの。海苔の大瓶で代用可)
- 竹串 2〜3本(青梅のヘタ取り用。金属製は使わないこと)
ホワイトリカーは35度以上のものを必ず選んでください。アルコール度数が低いお酒だと保存性が落ちて、カビや腐敗のリスクが上がります。これだけは妥協しないほうがいい。
仕込み手順:写真つきで解説
① 梅を洗って乾かす
青梅をさっと水洗いしたら、ザルに広げて水気をしっかり乾かします。水分が残っていると雑菌の原因になるので、ここは丁寧に。
熟れすぎて黄色くなった梅は、梅干しには向きますが梅酒には不向き。緑でかたい青梅を選んでください。

② ヘタを取る
竹串でヘタ(なり口のくぼみにある黒い部分)をひとつずつ取り除きます。これが地味に手間がかかるのですが、ヘタを残すとえぐみが出るので省略厳禁です。数が多いときはテレビでも見ながらのんびりやるのがコツ。

③ 瓶に梅と氷砂糖を交互に入れる
消毒した瓶に、梅→氷砂糖→梅→氷砂糖……と交互に重ねていきます。交互に入れることで砂糖が均一に溶けやすくなります。

④ ホワイトリカーを注ぐ
ホワイトリカーをゆっくり注いだら仕込み完了。意外とあっさり終わります。

⑤ 暗所で保管して、ひたすら待つ
蓋をしっかり閉めて、直射日光の当たらない冷暗所へ。飲み頃の目安は半年後から1年後。時間が経つほど色が深まり、味もまろやかに育っていきます。
「早く飲みたい!」という気持ちはよーくわかります。でもここだけは我慢です。焦らず待った先に、格別の一杯が待っています。

梅酒にはアロマ効果もある?
梅にはアロマテラピー的なリラックス効果があるとも言われています。夜、寝る前にゆっくり一杯飲むと、なんとなく気持ちが落ち着いてよく眠れる気がするんです。気のせいかもしれませんが、それでもいい。晩酌の一杯が「日常のご褒美」になってくれます。

梅酒づくりでよくある疑問
Q. 瓶の消毒はどうすればいい?
煮沸消毒か、食品用アルコールスプレーで拭くのが基本です。水分が残らないよう、しっかり乾燥させてから使いましょう。
Q. 梅はいつまで入れておく?
1年ほど経ったら梅の実を取り出すのが一般的です。長期間漬けっぱなしにするとえぐみが出ることがあります。取り出した梅の実は、刻んでジャムにするとおいしいですよ。
Q. ホワイトリカー以外のお酒でも作れる?
ブランデーや日本酒で作る梅酒もあります。ただし、日本酒は度数が低いものが多く、アルコール20度未満で梅酒を作ることは酒税法上認められていません。市販のホワイトリカーが最も安全で失敗が少ないのでおすすめです。
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