日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』を観ていて、乃木役の堺雅人さんに改めて引き込まれました。そういえば、堺雅人さんといえば『真田丸』もよかったなぁ……と思い出し、久しぶりに検索してみることに。
すると『真田丸』が出てきて、「えっ、今プライム無料で観られる?」とテンション爆上がり♪
大河ドラマを観るなら、NHKオンデマンドしかないと思っていたんです。『真田丸』が放送されたのは2016年。
もう10年も前になるんですね。以前観た作品なので内容は知っているはずなのに、久しぶりに見返してみると役者の細かな演技に気がついて「こんなに面白かったっけ」と、思うほどハマっています。

この記事では、久しぶりに見返して「やっぱりここが面白いな」と感じたところをまとめました。
『真田丸』がAmazon Prime Videoで見放題に
『真田丸』の主人公は、堺雅人さん演じる真田信繁。のちに「真田幸村」の名で広く知られる武将です。
「真田幸村の大河ドラマ」と聞くと、最初から主人公が戦場で大活躍する話を想像するかもしれません。でも、見始めてみると少し印象が違います。前半は信繁だけでなく、父・昌幸や兄・信幸を含めた真田家そのものを追いかけていくような物語です。
現在『真田丸』は、Amazon Prime Videoの見放題対象として配信されています。
全50話あるので一気に観るにはなかなかのボリュームですが、見始めたら止まらなくなって、数日で一気に見てしまいました。
…寝不足(笑)
『真田丸』は歴史に詳しくなくても入りやすい
戦国時代は、味方だと思っていた人がいつの間にか敵になったり、逆に敵だった相手と手を組んだり。人間関係がとにかく複雑です。私も登場人物や出来事を全部覚えているわけではないので、久しぶりに観ると『あれ、この人は今どっち側だったっけ?』となることがあります。
大きな歴史の出来事が続く一方で、真田家の中では「また父上が何か考えている……」というような空気が流れる。この緩急が『真田丸』らしさなのだと思いました。
草刈正雄さん演じる父・昌幸が面白い
久しぶりに観て、こんなに存在感があったんだなと思ったのが、草刈正雄さん演じる父・真田昌幸です。
真田家の周りには、織田、上杉、北条、徳川と大きな勢力が次々と登場します。その中で小さな真田家をどう残していくのか。昌幸があれこれ考えて動くのですが、それに家族まで巻き込まれていきます。

ものすごく頼りになるかと思えば、「本当に大丈夫?」と思うこともある。自信満々だったのに思い通りにいかず、焦っている姿もある。この人についていって大丈夫なのかなと思いながらも、次は何をするのか気になってしまいます。
『真田丸』を初めて観るなら、主人公の信繁だけでなく、お父さんの昌幸にもぜひ注目してみてください。前半は「昌幸を見るのが楽しみ」という人がいても不思議ではないくらい、印象に残る人物です。

『真田丸』は脇を固める俳優陣もすごかった
堺雅人さん演じる主人公・真田信繁に注目が集まる『真田丸』。Amazonプライムで見直した私は、あえて脇を固める俳優陣にも注目してみました。
内野聖陽さんの家康は、年齢の重ね方にも引き込まれる
真田家と対する徳川家康を演じるのは、内野聖陽さんです。徳川家康というと、歴史の教科書では「天下人」という大きな存在。でも『真田丸』では、最初から堂々とした天下人として登場するわけではありません。
警戒したり、腹を立てたり、ときには慌てたり。特に序盤の家康は、思っていた以上に臆病で人間くさいんですよね。「徳川家康って、こんな人だったの?」と思ってしまうほどです。序盤の家康は、どこか頼りなくて小心者。命からがら逃げる「伊賀越え」の場面では、天下人の面影はまるでなく、必死で、情けなくて、つい応援したくなるほどでした。

ところが物語が進むにつれて、その印象が少しずつ変わっていきます。私が見惚れてしまったのが、内野さんの年齢の重ね方です。顔つきや声、立ち姿まで少しずつ変わり、若いころの家康と晩年の家康では、同じ人物とは思えないほど空気が違って見えました。
しかも、その変化がとても自然。単に老けていくのではなく、さまざまな修羅場をくぐり抜け、時代の覇者になっていく過程そのものが伝わってきます。

ほかの役者さんは、見た目にそれほど年齢を感じさせないのに、内野聖陽さんだけは、物語が進むにつれて確実に年を重ねていく。その変化がとても印象的でした。
……と思っていたら、堺雅人さんも負けていませんでした(笑)。
最終回まで見終わったあと、気になって最初の頃の回を見直してみたんです。すると、真田信繁(堺雅人さん)が驚くほど幼い!
17歳、いや15歳くらいに見えるではありませんか。
肩幅も今よりずっと華奢で、お顔もなんとも愛らしい。物語の中で成長していく信繁の姿はもちろんですが、堺雅人さん自身の表情や雰囲気の変化にも、あらためて驚かされました。
さて家康には爪を噛む癖があったと伝わっていて、『真田丸』でもその仕草が描かれています。天下人になった家康が、不安になると爪を噛む。この人間らしい仕草も、家康という人物をより身近に感じさせてくれます。
さらに終盤、70代の家康を表現するため、内野さんは歩き方まで変えています。ところが最終話では、そんな老いた家康が、またまた必死に走る場面が登場します。老獪な天下人になったはずなのに、追い詰められると必死に逃げる。そこには、どこか最初の家康の姿がリプレイされて面白かった。
怖がったり、失敗したりしながら、少しずつ大きな存在になっていく。その変化を一人の俳優が演じ切っている。改めて、内野聖陽さんの役者としての凄さを感じました。
高嶋政伸さん演じる北条氏政の「怪演」も忘れられない
演技といえば、もう一人忘れられないのが、高嶋政伸さん演じる北条氏政です。
初めて登場したころから、何ともいえない不気味さがあります。特に印象に残るのが、黙々とご飯に汁をかけて食べる「汁かけ飯」。ほとんどしゃべっていないのに、「この人、ちょっと怖い……」と感じさせるのです。
秀吉が小田原城に大軍を差し向けてから、氏政はさらに狂気の度合いを増していきます。高嶋さんの演技もギアチェンジ。北条家の滅亡に向かって、アクセル全開となりました。
そして、北条家が追い詰められていくにつれて、氏政はどんどん異様な姿になっていきます。
敵の襲撃を恐れ、ひと月もの間、風呂にも入れなかった氏政。体の匂いを消すために香を焚き、やつれた顔を隠すために白粉で化粧をする場面は、まさに高嶋さんの怪演の真骨頂です。


追い詰められるにつれて、少しずつ心の余裕を失っていく氏政。その姿には、恐ろしさと同時に、どこか哀れさまで感じてしまいました。
さらに印象的なのが、あの「汁かけ飯」が氏政の最期にも登場すること。最後までご飯に汁をかけて食べているだけなのに、どこか不気味で、説明されなくてもぞっとするような演出でした。
高嶋政伸さんの怪演と、そこまで追い詰められていく氏政の姿。戦国時代の恐ろしさまで伝わってくるようで、『真田丸』の中でも、かなり強烈に記憶に残る人物です。
『真田丸』は、言葉にせず、表情や沈黙で語る演技も多い作品です。ただ黙っているだけのように見えても、そこには後の展開につながる伏線が隠されていることも。



何度も見返すことで、初回では気づかなかった表情や演出が見えてくる。そんなところにも、再視聴ならではの醍醐味がありました。
有働由美子さんのナレーションが、『真田丸』の世界へ引き込んでくれる
『真田丸』を見返して、改めていいなぁと思ったのが、有働由美子さんのナレーションです。
低めの落ち着いたトーンで語られる言葉を聞くと、「さあ、これから何が始まるんだろう」と、物語の世界へ入っていくワクワク感がありました。
実は、放送当時の有働さんには、ナレーションにまつわる面白いエピソードもあります。
『真田丸』では、武将の最期をナレーションで伝える、いわゆる「ナレ死」が話題になりました。あまりにあっさりと亡くなってしまう武将もいて、視聴者からは「あの武将をナレ死させないで」という声まで届いたそうです。
「超高速関ヶ原」にびっくりした!
こんな演出は初めて。「え?ちょっと待って」とツッコミ入れたのは言うまでもありません。
織田信長や明智光秀など、名だたる武将の最期も、映像でじっくり描くのではなく、ナレーションであっさり伝えてしまう。これが「ナレ死」と呼ばれ、話題になったのも『真田丸』です。
『真田丸』のナレーションを語るなら、やっぱり外せないのが「関ヶ原の戦い」です。
天下分け目の大合戦といえば、たくさんの武将が入り乱れ、激しい戦いが繰り広げられる場面を想像しますよね。ところが『真田丸』では、関ヶ原の戦いそのものをじっくり描くのではなく、真田家の忍び・佐助(藤井隆さん)が戦況を報告することで、あっという間に決着がついてしまいます。
えっ、もう終わり?
思わずそう言いたくなるほどの展開で、ネット上では「超高速関ヶ原」と呼ばれて話題になりました。
でも、これには三谷幸喜さんならではの狙いだそう。
『真田丸』は、信繁の目線を大切にしているからこそ、歴史上の大事件であっても、本人がその場にいなければ、報告によって伝えるという描き方をしたらしいです。
おまけ
忘れてはいけないのは、この人。
私は、サスケ役の藤井隆さんが大好きなので、登場シーンは毎回リピート。もはや、サスケ待ちです(笑)。
きりに思い切って告白したかと思えば、わずか2秒で撃沈! あのあっけない振られっぷりには、思わず爆笑してしまいました。藤井さんの独特な存在感は、なかなか真似できるものではありません。


後半は空気が変わり、大坂の陣へ
物語が後半に進むと、前半とは少し雰囲気が変わってきます。昌幸を中心に「真田家がどう生き残るか」を追っていた物語が、少しずつ信繁自身の選択へと移っていきます。
そして物語は、大坂の陣へ。ここまで真田家のいろいろな出来事を見てきたあとだからこそ、信繁が「真田丸」を築き、徳川軍を迎え撃つところまで来ると、「ここにつながるんだ」と感じました。


どこから見ても面白い。結末を知ってから見返しても、また面白い!
見るたびに新たな発見があり、伏線をたどる楽しさまで味わえる。こんな時代劇、なかなかありません。
NHK作品は全部無料?追加料金がかかる作品との見分け方
ここは私も最初に少し迷ったところです。Amazon Prime VideoでNHK作品を検索すると、作品によって視聴条件が違います。
「Amazonプライムに入っていれば、NHKの大河ドラマも全部見放題なの?」と思ってしまいますが、そうとは限りません。作品ページに表示されている視聴方法を確認しておくとわかりやすいです。
- 「プライム会員特典」「プライムで観る」などの表示 → プライム対象なら通常は追加料金なし
- 「NHKオンデマンドに登録」「チャンネル登録」などの表示 → プライム会費とは別に料金が必要
配信対象は入れ替わることがあるので、観る前に作品ページを確認しておくのがおすすめです。私も検索結果だけで判断せず、再生ボタンの近くに表示されている視聴条件を見るようにしています。
10年ぶりに観ると、気になる人物が変わっていた。
大河ドラマは一年を通して観る長い作品なので、細かい場面は意外と忘れています。でも、久しぶりに見返すと、今度は以前とは違う人物に目がいったり、当時は気づかなかった演技に引き込まれたりするんですよね。
Amazonプライム最高!
配信なら「今日は一話だけ」「あの場面をもう一度」と、自分のペースで戻れるのも気楽です。映画の視聴環境や、最近Prime Videoで観てよかった作品については、プライムビデオおすすめ映画の記事にもまとめています。
『真田丸』を手元に残したいならDVD・ブルーレイもあり
配信は気軽に観られる一方で、いつまでも同じ作品が見放題とは限りません。「これは何度でも観たい」「好きな回をいつでも観られるようにしておきたい」という場合は、DVDやブルーレイで残しておく方法もあります。
『真田丸』には全50話を追える完全版と、物語をまとめて楽しめる総集編があります。
じっくり見返すなら『真田丸 完全版』
昌幸が活躍する前半から大坂の陣まで、最初からじっくり見返したいなら完全版。『真田丸』は主人公以外にも気になる人物が多いので、「あの回をもう一度観たい」と思ったときに手元にあるのはいいですね。
『真田丸』を手元に残したいならDVD・ブルーレイもあり
配信は手軽ですが、ずっと同じ作品が見放題とは限りません。「これは何度でも観たい」「好きな回をいつでも観られるようにしておきたい」と思ったら、DVDやブルーレイで手元に置く方法もあります。『真田丸』には本編をしっかり追える完全版と、物語をまとめて楽しめる総集編があります。
じっくり残すなら『真田丸 完全版』
昌幸が活躍する前半から大坂の陣まで、細かなやり取りも含めて何度も見返したいなら完全版のDVD・ブルーレイが向いています。『真田丸』は主役以外の登場人物にも面白い場面が多いので、好きな回を自由に見返せるのは魅力です。
価格を抑えて残すなら『真田丸 総集編』
「全話のBOXまではいらないけれど、真田丸は手元に残したい」という人には総集編もあります。物語の大きな流れを追いやすく、久しぶりに真田信繁の物語をぎゅっと味わいたいときにも選びやすいと思います。
まとめ|久しぶりの『真田丸』は、やっぱり面白かった
久しぶりに『真田丸』を見返してみると、信繁の活躍だけではなく、昌幸の策、信幸の苦労、家康との駆け引きなど、以前とは違うところに目がいきました。知っている物語なのに、誰を中心に観るかで印象が変わる。これも大河ドラマを見返す面白さなのかもしれません。
前半は真田家がどう生き残るのかにハラハラし、後半になるにつれて信繁自身の物語が大きくなっていく。そして最後は、あの大坂の陣へ。全50話ありますが、見始めると「次も観ようかな」とついつい見て続いてしまいます。



寝不足必須…。
配信状況は変わることがあるので、視聴前にはAmazon Prime Videoの作品ページで現在の条件を確認してみてください。私もしばらくは、真田家の面々をもう一度じっくり追いかけてみようと思います。




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