同じ曲を弾いているはずなのに、楽譜によって指使いやペダリングが違うと感じたことはありませんか?
それは、楽譜を出版している出版社によって、表記方法が異なるためかもしれません。
ピアノ楽譜の表記が出版社によって違うんだね。
ある日、動画サイトを検索していたら、私が使っていた楽譜と表記が違う事に気になりました。
見やすい。
※ 電子音なので、聞きにくいです。
この曲は、著作権が切れているので、早速、ダウンロードしました。
(上記のサイトのダウンロードでは、拡張子が[mdf]なので開くには、
別のソフトがいるので、違うサイトからダウンロードしました。
自分の見やすい楽譜
楽譜選びのポイントは、出版社ごとの特徴を知ること。
ダウンロード楽譜は、その第一歩をサポートしてくれます。
特に、よくミスをするところをみたら・・・。
下の楽譜は、ヘンレ出版と同じ????
間違っていたら後で訂正します。
16分音符がつながっているのと、離れているのと比べたら
断然、下の方が理解しやすい。
三人で弾いているように弾く、この曲の主旨から云えば
全音楽譜出版社の表記が理に叶っているのですけれど。
楽譜出版会社の選び方
本物の楽譜には、強弱記号は何一つ書いていないのです!
↓
じゃ~あ・・・ 強弱記号は、どなたが付けたんでしょうね。
ある程度の音楽家ならいざ知らず、一般の人はこの曲をどう弾いて良いのか、分からない人は多いはずです。
そこで、出版会社が丁寧におそらくこうであろうという推測を元に、楽譜に強弱記号を書き加えたのです。 (出典:村田ピアノ音楽院)
楽譜は安い?高い?音楽好きのための賢い選択
全音出版や音楽の友社の楽譜は、リーズナブル(笑)な価格です。
しかし、ピアノを弾いているという自己満足だけであれば 、それでも良いですよ。
ヘンレ版やウィーン原典版の本は、確かに高いです。
しかし、 1冊買えば、何年も勉強できます。
週刊誌や婦人雑誌などは、一度目を通せば部屋の隅に置かれたままになるわけですから
それを思えば、楽譜って安いと思います。
あとがき
音楽をされている方の間では、当たり前にご存じの事なんでしょう。
「出版された会社によっては、間違った表記がされている事もある。」
「作曲家の描いた作品本来の姿から、作曲者の意図と外れた楽譜も出回っている。」とは、ありそうですが、作曲者にとってはめいわくな話です。
しかし、考えてみれば 昨今のようにコピー機がない時代では
弟子たちが書き写していたのですから、書き間違いがあるのは仕方がない事です。
作曲者にとっては、「ふざけるな!馬鹿野郎!!」と云いたいところでしょうけれど・・・(^^;)
私のピアノの先生が演奏会で弾くときは、5~6冊の本を取り寄せて研究されると聞きました。
ピアノの奥深さをますます知ることとなった秘亭でした。