手頃な価格で高画質!ミラーレス一眼カメラ初心者向け「オリンパス PEN Lite E-PL6」のレビュー

記事内に商品プロモーションが含まれる場合があります。

この記事は2015年に最初に書いたレビューです。あれから10年以上が経ち、カメラ市場も大きく変わりました。

E-PL6はすでに生産終了・後継機種へ移行していますが、中古市場では今も流通していて「ミラーレス入門機として今でも使えるか?」という事でで、当時の体験をベースに2026年時点の視点を加えて書き直しました。

目次

「一日の差で2万円損した」OLYMPUS PEN Lite E-PL6を買ったときの話

購入したのは2015年の春ごろ。近所の家電量販店に「新型入荷につき在庫処分」の札が出ていて、ダブルズームキットが39,800円という値段に注目。

「明日でもいいか」と一晩考えて翌日足を運んだら、値札が59,800円に変わっていた。

「えーーーー!」と大声を出してしまった。店員さんに聞くと「チラシの広告期間が昨日で終わったので」とあっさり言われた。

2万円。一晩の判断ミスでそれだけ変わる。カメラに限らず、家電の在庫処分価格はその日のうちに動く、というのをここで学んだわけです…

その後、同じ店員さんに「Nikon D5300も持っている」と話したら、「ミラーレス持ったらニコンの一眼なんて使わなくなりますよ。すぐ売ってしまいなさい」と言われた。

himetei

これってどう思います?

このアドバイスは聞かなくて正解でした。D5300は今も手元にあります。。ミラーレスと一眼レフは「どちらが上か」ではなく、用途が違う道具だと、10年使って改めて思う。

なぜ当時E-PL6を選んだのか

当時の私には取材時のサブカメラが必要でした。D5300はAPS-Cセンサーで画質は申し分ないが、レンズをつけると重くて「迷ったら持っていかない」という状況が続いていました。荷物の重さで判断が鈍るのが嫌だったからです。

E-PL6はマイクロフォーサーズ規格(センサーサイズ17.3×13mm)のミラーレス一眼で、本体重量は約253g(バッテリー・SDカード込み)。

標準ズームレンズ14-42mm EZをつけても400g台に収まる。毎日のカバンに入れても苦にならない重さで、「迷わず持っていける」という点が決め手になったわけです。

オリンパス PEN Lite E-PL6 本体
オリンパス PEN Lite E-PL6 付属品一覧

ダブルズームキットには本体・標準ズームレンズ(14-42mm)・望遠ズームレンズ(40-150mm)・バッテリー・充電器・ストラップが付属していました。

ただしメモリーカードは別売りなので注意が必要です。箱を開けてカメラを手にしたのに、SDカードがなくて撮れない、という事態は初心者にありがちなので、一緒に購入しておくことを強くおすすめします。

実際に使って感じたこと(良い点・気になった点)

最初に箱から出して驚いたのは、とにかく軽いこと。数字でわかっていても、手に乗せるとその軽さに少し拍子抜けするくらいでした。

チルト式のタッチパネル液晶は、花壇の花をローアングルで撮るときや、人混みの中で腕を伸ばして撮るときに本当に重宝した。ファインダーをのぞかなくていいというのは、「撮影している感」こそ薄れるが、気軽さという意味では大きなメリットでした。

ただし、最初は操作に戸惑った。Nikonの操作体系に慣れていたせいか、設定メニューの構造がまったく違ったので、背景をぼかすためのAモード(絞り優先)の場所を探して30分ほど格闘したわけです。

オリンパスはメニュー階層が深めで、初心者がいきなり使いこなすにはマニュアルを読む時間が必要だと思う。「オートで撮るだけ」なら問題ないが、少しでも設定を覚えたいなら初日に時間を確保した方がいいですね。

オリンパス PEN Lite E-PL6 正面
オリンパス PEN Lite E-PL6 背面液晶

画質について正直に言うと

有効画素数1,605万画素、マイクロフォーサーズセンサーという組み合わせで、晴天の屋外や明るい室内での写真はスマートフォンとは明らかに違う立体感とボケが出ます。

オートモードで撮っても「ちゃんとした一眼の写真」に見える仕上がりで、当時は素直に感動しました。

一方で、ISO感度を上げる必要がある場面では限界を感じました。ISO1600を超えたあたりからノイズが目立ちはじめ、ISO3200以上では細部のつぶれが気になってしまいました。

これはE-PL6固有の問題というよりマイクロフォーサーズ規格のセンサーサイズ(APS-Cより小さい)に起因するもので、薄暗いカフェや夜景、屋内スポーツなどを主に撮る人には物足りなさが出てくると思います。

「スマホより綺麗に撮りたい、屋外メイン」という用途には十分すぎが、暗所撮影が多い人にはAPS-C機の方が幸せになれると思うのでございます。

購入時に一緒に買ってよかったもの・後悔したこと

購入時はTranscendのSDHCカード16GB・Class10と液晶保護フィルムを一緒に買いました。

当時の私には16GBで十分でしたが、今なら最低でも32GB、できれば64GBのSDカードをオススメします。

RAW形式で撮影すると1枚あたり約12〜14MBになるため、16GBでは1,000枚前後で満杯になります。気づけば残り少ない、という状況は撮影中に地味なストレスになるんですよねー。

液晶保護フィルムはチルト液晶を動かすたびに傷が入りやすいため、開封初日に貼っておくべきだった。私は最初の2日間フィルムなしで使ってしまい、うっすら傷が入った。今思えば、フィルムは本体と同時に買う一択だった。

2025年現在、E-PL6は今でも「買い」なのか

E-PL6は2013年発売で、現在は生産終了。オリンパスのカメラ事業自体も2021年にOMデジタルソリューションズ株式会社(OM SYSTEM)へ移管されており、現行機はOM SYSTEM PEN E-PL10などに引き継がれています。(参考:OM SYSTEM公式サイト)。

中古市場では2025年現在も流通しており、状態の良い個体なら1〜2万円台で手に入ることがあります。「とにかく安くミラーレスを試してみたい」「サブカメラとして1台持ちたい」という用途には今でも選択肢になりうるでしょう。

ただし、バッテリーの劣化・レンズのカビ・液晶の焼けなどのリスクがあるため、中古購入時は動作確認ができる店舗での購入が安心でしょうね。

一方、これからミラーレスを始めるなら、後継機のOM SYSTEM PEN E-PL10やE-PL9のほうがオートフォーカス精度・バッテリー性能・動画機能などで上回っているので、新品または状態の良い中古を選ぶメリットは大きいと思います。

予算に余裕があるなら現行機を、とにかくミラーレスの感覚を安く体験したいならE-PL6中古も選択肢の一つでづといいのが、10年使ってきた私の正直な結論。

こんな人には向いていない

以下に当てはまる人は、E-PL6以外のカメラを検討することをすすめる。

  • 薄暗い室内・夜景・コンサート会場での撮影がメインの人(暗所性能の限界がある)
  • 子どもやペットなど、動く被写体を追い続けたい人(AFスピードと連写性能がやや非力)
  • 動画撮影にも力を入れたい人(フルHD止まりで、現在のスマートフォンより劣る場面がある)
  • 長期的に使い続けたい人(生産終了機種のため、メーカー修理対応が終了している可能性がある)

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次