備忘録です。
〜F値を理解したあなたへ、次のステップ〜
前回の記事では、F値(絞り値)について学びました。F値は写真の「ボケ具合」と「明るさ」に関係する大切な設定でした。
今回は、F値と並んで写真の明るさに影響するもうひとつの要素「ISO感度(アイエスオー)」についてです。Nikon D7200を使って実際に設定する方法も、わかりやすく説明します。
Nikon D7200でISO感度を設定する方法
1.カメラの「P」「S」「A」「M」モードを使う
まずは、モードダイヤルを「P」「S」「A」「M」のいずれかに合わせてください。→ ISO感度を変えるには、これらのモードが必要です。
📸 真ん中のボタンを押しながら回すと、モードダイヤルが動きます。

カメラの左にある「ISO」と書かれたボタンを見つけましょう。
2.ISOボタンを押す→ダイヤルを回して数値を変える
ISOボタンを押しながら、右手側の「メインコマンドダイヤル」を回すと、ファインダーまたは背面画面に「ISO 感動設定」という数字が表示されます。
これがISO感度です。

黄色の枠部は、設定されたISOの数値です。
※この時は、まだ「ISO感度自動制御」は「OFF」でした。

【ISO感度の目安(状況別)】
- 明るい場所では → ISO 100〜200
- 室内で少し暗い → ISO 800〜1600
- 夜景やライブなど → ISO 3200〜6400(画質は多少ざらつく)
ファインダーまたは背面液晶に表示されるISO感度の数字
- ISO感度を変えたときに表示される画面(例:「ISO 800」など)
- 背面液晶 or 上面液晶のどちらでも可
オートISOってなに?使っていいの?
オートISOとは、撮影時にシャッタースピードと絞りを優先しつつ、ISO感度(明るさを補う要素)をカメラが自動で調整してくれる機能です。
カメラの明るさ調整が難しいと感じる方は、「ISO感度設定」をオートにしておくと安心です。操作に慣れていない方にもおすすめの設定ですよ。【方法図解リンク後で⭐】

🎥 さらに詳しく知りたい方へ
以下の動画では、Nikon D7500でのISO設定方法を実際の操作画面とともに解説しています。(ISOのボタンの位置が変わっているだけで設定方法は同じです。
ISOオートに設定したら「感度自動制御」の設定もしておきましょう。
感度自動制御機能の設定はこちら👉【後で修正⭐】
そもそも「ISO感度」ってなに?
設定を先に書きました。
私の備忘録ですから・・・(^^)/
そもそも「ISO感度」ってなに?というお話ですが、カメラは、光を記録して写真を作る機械です。ISO感度とは、その「光に対するセンサーの敏感さ」を表す数字のことです。
- ISO感度が低い(例:100) → センサーはあまり敏感でない → 光がたくさん必要(=暗くなりやすい)
- ISO感度が高い(例:1600や3200) → センサーがとても敏感 → 少しの光でも明るく写る

簡単にたとえると…
ISO感度は、耳の良さのようなもの。
小さな音も聞き取れる「耳がいい人(高ISO)」、
大きな音でないと聞こえない「耳が普通の人(低ISO)」・・かな。
【ISO感度を扱うメリットとデメリット】
ISO感度 | メリット | デメリット |
---|---|---|
低め(ISO 100〜400) | 画質がきれい | 暗い場所ではブレやすい |
高め(ISO 800〜3200以上) | 暗い場所でも撮れる | 写真にざらざら(ノイズ)が出やすい |
どんな時にISO感度を変えるの?
【シーン別おすすめISO感度】
- 屋外で晴れている日:ISO 100〜200(低めでOK)
- 室内や夕方の光が少ない場所:ISO 800〜1600
- 暗い場所で三脚なしで撮りたい時:ISO 1600〜3200
👉 できるだけ低いISOで撮ると、きれいな写真になります。
🔑 ポイントまとめ
ISO感度は、「暗い場所でも明るく写したいけど、画質も落としたくない…」という時に調整する大切な機能です。
- できるだけ低いISOで撮ると画質が良い
- 暗い場所ではISOを上げて明るくできる
- ノイズとのバランスを見ながら調整
- 慣れるまでは「オートISO」でもOK!
これでF値(絞り)とISO感度を学びました。
次に調整できる要素は「シャッタースピード」です。動きを止めたり、ぶれを演出したりする面白い機能です。
📖 → 次回は:「はじめてのNikon D7200:シャッタースピードの設定方法」
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