久石譲のピアノ楽譜、どれを選ぶ?上田浩司アレンジが選ばれる理由

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※ 本記事は2015年6月のの記事をリライト。noindex設定で保留中

久石譲の曲をピアノで弾きたい——そう思ったとき、楽譜選びで意外と迷いませんか。世の中にはいろんなアレンジ集が出ていますが、私がずっと手元に置いているのが、上田浩司さんが編曲・演奏したCD付き楽譜「よくばりアレンジで弾くピアノソロ 久石譲」です。2006年発売と古い本ながら、弾くたびに気に入っています。

目次

上田浩司さんってどんな編曲家?

よくばりアレンジで弾くピアノソロ 久石譲 スコア&CD 表紙

上田浩司さんは、クラシックとジャズ両方の素養を持つ編曲家・ピアニスト。CDとセットになったこのシリーズは「よくばりアレンジ」という名のとおり、一曲一曲をコンサートで映えるレベルに仕上げた本格派のアレンジ集です。

この本の冒頭に、上田浩司さんの言葉が添えられています。

「一人一人の、呼吸に合わせて」
「心地良く弾けるように」
「聴いてくれる方に、心地良く感じて頂くように」

この言葉が、このCDを聴いたときの感覚とぴったり重なるのです。弾いていると自分が幸せになるような、そんなハーモニーが漂っている気がします。

収録曲と難易度——中級以上なら十分弾きごたえあり

よくばりアレンジ 久石譲 収録曲一覧ページ

収録曲は全11曲。久石譲の代表作が揃っています。

  • Asian Dream Song 
  • Happin’Hoppin’ 
  • Ikaros 
  • Ballade 
  • HANA-BI 
  • Silence 
  • Spring 
  • Summer 
  • Two of Us 
  • Cinema Nostalgia 
  • The Inners
よくばりアレンジ 久石譲 楽譜内ページ

難易度の目安は「中級〜上級」。CDに合わせて右手だけなぞるだけでも気持ちいいのですが、ちゃんと弾き込むとかなり弾きごたえがあります。

よくばりアレンジ 久石譲 楽譜の和音ページ

ちょっと困ったのは、4和音が重なる箇所。「迫力を出したい」という編曲者の意図はわかるのですが、手が小さいと全部押さえるのが大変で。

私はこっそり一番下の音を省いて弾いています。クラシックでは「端折り(はしょり)」はご法度と言われますが……まあ、楽しく弾くのが一番です(笑)

CDつきだから、聴くだけでも楽しい

よくばりアレンジ 久石譲 模範演奏CD

この楽譜の特長は、上田浩司さん本人が演奏した模範CDがついていること。スタインウェイを使った本格的な録音で、BGMとして流すだけでも十分気持ちいい仕上がりです。

楽譜を弾くためだけでなく、CDを聴きながら楽譜を追いかける——そんな楽しみ方もあります。どう演奏すればこの曲が生きるか、上田浩司さん自身のコメントがエッセイのように添えられていて、それを読むのも楽しい。

「Two of Us」で涙が出た話

よくばりアレンジ 久石譲 Two of Us 楽譜ページ

この曲集の中で、個人的に一番好きなのが「Two of Us」。赤川次郎の小説を映画化した「ふたり」の主題歌です。

聴いていたら、気が付いたら涙が頬を伝っていました。映画の中で流れる歌とは、ピアノ版は「別物」と感じるくらい。どちらが好きかではなく、ただそれぞれが切ない。

Two of Us 楽譜 上田浩司編曲
フェルマータ(fermata)
記号: フェルマータ(fermata)

短調で下降するメロディが切なさを積み上げて——そこにフェルマータ(fermata)でひと呼吸置いてから、上向きに転じる。その瞬間の伴奏部がとても美しくて、ずっと弾いていたくなります。

「Two of Us」のバイオリン演奏で、このCDに近いイメージのものを見つけたので貼っておきます。

絶版と復活——入手できるうちに

上田浩司さんの編曲集は、CD付きのものが絶版になり高値がついていた時期がありました。なかには2万5千円近い値段のものも。この久石譲版も一時入手困難になっていましたが、現在Amazonでは取り扱いなしとなっています(2026年4月現在)。

購入前のご確認

この楽譜(久石譲版)は現在Amazonで「お取り扱いできません」と表示されており、新品での購入が難しい状況です。中古品での入手になる可能性があります。購入前にリンク先でご確認ください

なお、同シリーズの「スタジオジブリ作品集」は現在も購入可能です。上田浩司さんのアレンジが気になる方は、そちらから試してみるのがおすすめです。

ピアノ楽譜を探している方へ——関連記事もどうぞ

上田浩司さんのジブリ楽譜と、事務員Gさんのアレンジを比較した記事も書いています。どちらを選ぶか迷っている方の参考になれば。

また、楽譜の読み方や譜読みのコツを紹介した記事はこちら。

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