※ 本記事は2017年1月の記事をリライトしました。2026年9月、播磨屋本店の廃業が発表されたため、内容を更新しています。
「播磨屋本店、なくなるんだ……」
このニュースを見たとき、ちょっと寂しい気持ちになりました。
兵庫県朝来市・生野にある「播磨屋本店」。独特の世界観を持つお店なので、知っている人なら「ああ、あのお店ね」と思うかもしれません。
私自身も、経営者の発信や考え方について「なかなか個性的だな」と感じたことはあります。
でも、それとは別に。
はりま焼はおいしかった。あの茅葺き屋根の建物も好きだった。そして、囲炉裏の前でお茶を飲む時間も、なんだか良かった。
そんなことを、今回の廃業のニュースをきっかけに思い出しました。
播磨屋本店は、2027年3月末をもって、直売店・通販を含むすべての営業を終了すると発表しています。
まだ少し時間はあります。だから今回は、「閉店してしまったお店」の記事ではなく、なくなる前に、もう一度訪れてみたい場所として、以前訪れた播磨屋本店のことを書き残しておこうと思います。
やっぱり「はりま焼」は、おいしかった
播磨屋本店と聞いて、まず思い浮かぶのが「はりま焼」です。
我が家では、おかきが好きな方への贈り物に選ぶことが多く、いただくこともありました。そして、贈った相手からは、かなりの確率で「おいしかった!」と言われる。
こういう「自分も好きだし、贈っても喜ばれるもの」って、意外と貴重なんですよね。香ばしくて、パリッとしていて、お茶によく合う。一枚食べると、もう一枚。「もうやめておこう」と思いながら、気がついたらまた袋に手を伸ばしている……。
おかきって、こういうところが危険です(笑)。
「朝日あげ」も、ついつい手が伸びる
播磨屋本店の商品でもうひとつ印象に残っているのが「朝日あげ」です。
揚げせんべいなのですが、一般的な揚げせんべいとは少し違う。甘醤油の味わいがまろやかで、サクッと軽い食感。
himetei「ほっぺた落ちる揚げせんべい」って、ちょっと大げさじゃない?と思っていたけど……食べると、なるほど(笑)。
おかきだけじゃない。あの建物も好きだった
播磨屋本店は、ただおかきを買いに行く場所ではありませんでした。
生野にある本店へ向かうと、まず目に入ってくるのが茅葺き屋根の建物。
初めて見ると、「ここは何のお店?」と思うくらい、ちょっと独特。昔の宿場町に迷い込んだような、タイムスリップしたような雰囲気があります。


こういう場所って、目的がなくても建物を見ているだけでちょっと楽しいんですよね。
昔の暮らしを感じる、かまども印象的
店内に入ると、昔ながらのかまどもありました。今の暮らしでは、なかなか見ることのないもの。
子どもなら「これ、何に使うの?」となるでしょうし、大人は大人で「昔はこんなふうにご飯を炊いていたんだな」と、しばし眺めてしまいます。
私が好きだったのは、囲炉裏のあるカフェ
そして、播磨屋本店で私が特に印象に残っているのが、囲炉裏のあるカフェです。
以前訪れたときは、お薄とあべかわ餅のセットをいただきました。おかきを買ったあと、ちょっと甘いものを食べながらひと休み。これが、なんともいい時間だったんです。
囲炉裏の火を眺めながら、お茶を飲む。ただそれだけなのに、妙に落ち着く。
今のカフェとはまったく違う、ゆっくりした時間が流れていました。
播磨屋本店には、独特の世界観がありました
播磨屋本店には、経営者の独特な思想や発信もありました。好き嫌いが分かれる部分はあったと思いますが、私にとっては、それとは別に「このおかきはおいしい」「この場所が好き」という思いがあります。
ちょっと不思議だけれど、なぜか記憶に残っている。私にとっては、そんなお店でした。
2027年3月末で廃業。店舗も通販も終了へ
2026年9月、播磨屋本店は2027年3月末をもって廃業すると発表しました。生野本店だけではなく、直売店・通販を含むすべての営業が終了します。
閉店まで、まだ時間があります。「そういえば、まだ行ったことがなかった」という方は、なくなってしまう前に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
播磨屋本店|閉店・営業終了情報
| 廃業予定 | 2027年3月末 |
| 営業終了 | 直売店・通販を含むすべての営業 |
| 生野本店 | 兵庫県朝来市生野町円山字京田30 |
| 現在の営業時間 | 午前10時~午後6時 |
| 現在の定休日 | 木曜日 |
| 公式サイト | 播磨屋本店 |
※店舗の営業日・営業時間、商品やカフェの営業状況などは変更になる場合があります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
※播磨屋本店は2026年9月、2027年3月末をもって直売店・通販を含むすべての営業を終了すると発表しました。
播磨屋本店に行くなら、周辺観光も
生野本店へ行くなら、せっかくなので生野銀山や生野の町並みにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。時間に余裕があれば、神子畑選鉱場跡や竹田城跡まで足を延ばすのもよさそうです。
コスパ良いお宿


生野銀山
まず立ち寄りたいのが生野銀山。播磨屋本店と同じ生野町にあり、実際の坑道を歩きながら、かつての採掘の様子を見ることができます。「播磨屋本店+生野銀山」は、組み合わせやすい定番コースです。
生野の町並み
時間があれば、生野の町を少し歩いてみるのもおすすめ。銀山で栄えた町ならではの古い建物や歴史を感じながら、のんびり散策できます。播磨屋本店の茅葺き屋根に「懐かしいな」と感じた人なら、こういう町歩きもきっと楽しめるはず。
もう少し足を延ばすなら
時間に余裕があれば、神子畑選鉱場跡や竹田城跡も候補に。全部を一度に巡るより、「今回は生野をゆっくり」と決めて楽しむくらいがちょうどいいかもしれません。
播磨屋本店がなくなる前に、はりま焼を買いに行く。ついでに生野の町を歩いてみる。そんな小さな旅も、最後の思い出になりそうです。






