※ 本記事は2021年9月の記事をリライトしました。
西脇市の住宅街に暖簾を出して、もう9年。「千笑(せんしょう)」は静かに、しかし確実に地元と遠方のファンを増やし続けている播州ラーメン認定店です。甘さより塩のキレ。そのひと言に尽きるスープの話をしたい…。
播州ラーメンとは?西脇市の「ご当地麺」を知る
兵庫県北播磨地域で受け継がれてきた「播州ラーメン(ばんしゅうらーめん)」は、西脇市を中心に食べられているご当地ラーメンだ。細めの縮れ麺に、チャーシュー・ねぎ・もやし・のりといったシンプルな具材。ベースは醤油で、鶏ガラや豚骨、野菜を丁寧に煮込んだスープが特徴とされる。
「甘い」と言われることが多いが、砂糖の甘さとは違う。旨味がじわりと広がる奥行きのある甘さで、それがさっぱりした後味と合わさって、食べた後にもう一杯飲みたくなる。
播州ラーメン認定店とは
西脇多可料飲組合が認定した店舗には「認定店之証」が掲げられる。認定基準は厳密に統一されているわけではなく、各店の個性を残しながらも播州ラーメンの系譜を守ることが求められる。
認定を受けた店は西脇市内に数店舗。そのうちの一軒が「千笑」。
千笑(せんしょう)/西脇市の播州ラーメン認定店
「千笑」は平成28年(2016年)に開店した、比較的新しい播州ラーメンの店だ。場所は国道427号から少し入った静かな住宅街。初めて向かうときはカーナビ必携で、「本当にここ?」と少し不安になる路地を曲がった先に、暖簾が見えてくる。

カウンターと数卓のテーブル席という小ぢんまりした空間。厨房からはスープを煮込む香りが漂い、入った瞬間から「ああ、ラーメン屋に来た」という感覚がある。派手な装飾もなく、ただ一杯に向き合う空気感が心地いい。
ラーメンを食べてわかったこと
注文してしばらく待つと、澄んだ色合いのスープに細麺が沈んだ一杯が運ばれてくる。

まずスープをひと口。播州ラーメンといえば「甘め」が定番だが、千笑のスープはその甘さを抑え、代わりに塩のきいたキレのある味わいに仕上げている。旨味の輪郭がはっきりしていて、飲み続けても重くならない。
細い縮れ麺はスープとよく絡み、啜るたびにしっかり味が乗ってくる。チャーシューはほどよい薄さで、クセなく食べやすい。
もやしのシャキシャキ感が全体のアクセントになっていて、一杯の中に複数の食感が共存している。


「久しぶりに食べたら、やっぱり美味しかった」。そういう店なのです。
奇をてらわず、ただ一杯を丁寧に作る。その誠実さが、遠方からのリピーターを呼ぶのだと思う。
千笑のメニューと価格
訪問時に撮影したメニュー表をもとに価格を掲載しておきます。ラーメン単品に加え、平日ランチセットや飯物も充実していてGood ♪

| メニュー | 価格 |
|---|---|
| ラーメン | 780円 |
| 大盛ラーメン | 900円 |
| チャーシュー麺 | 1,000円 |
| ねぎ増し(トッピング) | 100円 |
| もやし増し(トッピング) | 50円 |
| ご飯物 | |
| 焼き豚玉子飯 | 850円 |
| チャーシュー丼 | 750円 |
| 焼き飯 | 750円 |
| ご飯 | 170円 |
| 餃子 | 380円 |
| 平日ランチ(11:30〜14:00) | |
| A. ラーメン・餃子・ライス | 1,100円 |
| B. ラーメン・半焼き飯 | |
| C. ラーメン・チャーシュー丼 | |
播州ラーメン千笑、こんな人に食べて欲しい
播州ラーメンの「甘いスープ」が得意でない方にこそ、まず試してほしい一軒です。千笑のスープは甘さより塩気とキレが前に出ているので、一般的なイメージとは少し違う入口になる。
また、西脇市内の認定店を食べ比べしたい人にも最適。同じ「播州ラーメン」という括りの中でも、店によってスープの味わいがここまで変わるのかと驚くはず。比較のベースとして千笑を最初に食べておくのがおすすめかと…。
また行くか、と聞かれれば答えは迷わず「はい」。
播州ラーメンをお取り寄せ・ふるさと納税で楽しむ
兵庫県まで足を運べないときも、播州ラーメンはインスタント麺でお取り寄せができます。
ふるさと納税の返礼品にも播州ラーメンが登場している。地域を応援しながら自宅で楽しめる、なかなかうれしい選択肢ではないでしょうか。
📝 著者:秘亭(himetei)/兵庫県西脇市周辺の飲食店を実際に訪問し、カメラと言葉で記録しているブロガー。播州ラーメンは子どもの頃から親しんできた地元の味。
西脇市の播州ラーメン、ほかの認定店も食べてみよう
千笑と同じ播州ラーメン認定店のなかでも、スープの個性は店ごとにまったく異なる。同じ西脇市内の「西脇大橋ラーメン」は、どちらかといえばオーソドックスな播州ラーメンの甘みを軸にした一杯。食べ比べてみると、千笑との違いが鮮明にわかる。

加東市まで足を延ばすなら、播州ラーメンの流れを汲む「紫川ラーメン」も見逃せない。北播磨のラーメン文化を横断的に楽しみたい方にはとくにおすすめだ。

店舗情報|千笑・播州ラーメン(西脇市)
| 店名 | 千笑(せんしょう) |
| ジャンル | 播州ラーメン(醤油・認定店) |
| 住所 | 〒677-0018 兵庫県西脇市富田町71-15 |
| 電話 | 0795-23-2176 |
| 営業時間 | 11:30〜14:00 / 17:00〜20:00(土日は11:30〜20:00通し) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | あり(5台) |
| 予約 | 不明(要確認) |
| アクセス | 国道427号より住宅街へ入る。カーナビ推奨 |




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