※ 本記事は2016年5月の記事をリライトしました。
「絵心がなくても、本格的な絵画が完成する」
その言葉に背中を押されて始めた数字油絵。2作品を仕上げるころには、すっかりその世界にハマっていました。
なお「数字油絵」という名称ですが、付属の絵の具はアクリル絵の具です。本物の油絵の具とは異なり、水で薄めて使えて乾きも早いため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
数字油絵とは?仕組みと基本のキ
数字油絵は、キャンバスに印刷された番号と同じ番号の絵の具を塗っていく、大人向けの塗り絵です。番号に従って塗るだけなので、絵を描く技術は一切不要。それでいて、完成すると本格的な油絵調の作品になります。
絵の具が少なそうに見えても大丈夫。付属の分量はちゃんと計算されていて、通常の使い方であれば充分に足ります。



【1作目】エッフェル塔——想像以上の仕上がりに驚いた
最初に選んだのはエッフェル塔のキット。「ここまでハマるとは思わなかった」というのが正直な感想です。
マス目が初心者向けの大きさに設計されていたおかげで、作業がストレスなく進みました。色を塗るたびに絵が形になっていく感覚があって、気づけば2〜3時間が経過。スマートフォンの存在すら忘れていました。

完成したときの達成感は、言葉にしにくいものがあります。「自分で描いた」という事が、既製品のポスターとはまったく違う特別感を生むんですよね。
【2作目】凱旋門——細かくて難しそう?意外と塗れました
2作目に選んだのは凱旋門。キットを開けた瞬間、エッフェル塔より明らかに細かいマス目に少し怯みました。


細かそうで難しそう……と思ったのですが、実際に塗り始めると不思議なもので、一マス一マス埋めていくうちにだんだん凱旋門の輪郭が浮かび上がってきます。この変化が、またクセになる。


アクリル絵の具は乾くのが早く、重ね塗りがしやすいのも助かります。塗り間違えても、乾いてから上から塗れば修正できるので、失敗を恐れずに進められました。
数字油絵の魅力まとめ:実際にやってみてわかったこと



2作品を完成させて感じたことを、率直にまとめてみました。
- 塗り絵の楽しさを大人になって再発見できる
- 時間を忘れて夢中になれる。絵の具の色を自分で混ぜる楽しさもあります。
- 初めてなら、色数の少ないシンプルな図柄から始めるのがおすすめ
- 色数が多い作品ほどマス目が細かくなります。慣れるまではシンプルな構図のものが◎。
- ストレス解消に効く
- 集中することで、日常の悩みが頭から消えます。マインドフルネスに近い感覚かもしれません。
- 完成した作品をインテリアとして飾れる
- 上手い下手に関係なく、自分で仕上げた作品はお部屋に特別な存在感をもたらします。
- 才能不要、脳の活性化にも
- 「何か新しいことを始めたいけど何がいいか…」と模索している方にも、気軽に試せる趣味です。
購入前に知っておきたい:信頼できるショップの選び方
数字油絵のキットは中国メーカーのものが多く、品質にばらつきがあります。実際に私が購入したとき、1件のショップで「キャンバスの色番号と絵の具がまったく違う」という状態で届いたことがありました。開封してサンプル画と見比べたら、明らかに色が違う絵の具が入っていたんです。
返品・交換の手間を考えると、最初から信頼できるショップを選ぶほうがずっとラク。その点で、ARTomo(アトモ)は品質が安定していておすすめできます。




フレームあり・なしの2タイプがありますが、フレームありを選ぶと完成後そのまま飾れて便利です。
到着したら必ず、キャンバス・絵の具・サンプル画の3点を照合してください。番号と色が一致しているか確認する一手間が、後々のストレスを防ぎます。
道具を揃えたら、あとは塗るだけ
用意するもの
キット以外に、手元に揃えておくと作業がスムーズになるものをまとめました。
- 数字油絵キット:絵の具・筆・キャンバスがセットになっています
- 水入れ容器(2個):1つは筆洗い用、もう1つは絵の具を伸ばす用に分けると便利
- パレット(2〜3枚):100均で充分。牛乳パックや食品トレイでも代用できます
- タオル(布):筆の水気を拭き取る用
- キッチンペーパー:キャンバスに水滴が落ちたときにすぐ押さえられるよう手元に
キットには絵の具一式・筆3本(大中小)が同梱されています。フレームの取り付けビスは小さくて紛失しやすいので、開封したらすぐ小袋にまとめておきましょう。


基本の制作手順
- キャンバスの番号を確認する:サンプル画と見比べながら、どのエリアにどの色が入るかを把握
- 対応する絵の具をパレットに出す:一色ずつ使う分だけ出すと無駄が少ない
- 少量ずつ筆に取り、枠内を丁寧に塗る:はみ出ても乾いてから上塗りで修正できます
- ときどき離れて全体を確認する:色の塗り足しが必要な箇所が見えやすくなります
- 全番号を塗り終えたら乾燥させて完成
きれいに仕上げるためのコツ
- 付属の筆より、先の細い筆を使うと細かいマス目が格段に塗りやすくなります
- 一色ずつまとめて塗ると効率的(同じ番号のマスを一気に塗ってから次の色へ)
- 間違えても焦らない。乾いてから重ね塗りすれば大丈夫
- パレットは2〜3枚あると、色が混ざらず管理しやすい



塗っている途中で筆を洗ったり絵の具を補充したりすると、どこまで塗ったかわからなくなります。塗り終えた箇所に指で軽く触れて確認するか、付箋でマークしておくと失敗が減りますよ。


筆は付属品で足りる?こだわりたい人へのおすすめ
付属の筆でも完成はできます。ただ、細かいマス目が多い作品では、先の細い筆があると仕上がりの精度がぐっと上がります。


個人的なお気に入りは、TURNERターナー色彩の付属筆とサムコスの細筆の組み合わせ。ターナーの筆は太めなのに曲線がきれいになぞれて、サムコスの細筆は小さなマス目の仕上げに重宝しています。
絵の具が乾いて足りなくなったときに追加購入したのがターナーのアクリルガッシュ。通常は付属の絵の具で足りますが、塗り重ねを多くした場合は念のため同系色を手元に置いておくと安心です。
後片付けに注意!アクリル絵の具は水彩とは別物
正直、後片付けには手こずりました。アクリル絵の具は水彩と違って水に浸けてもすぐ落ちません。筆はぬるま湯に浸けてから金たわしでしっかりこする必要があります。
衣類に付くと落とすのがかなり大変。エプロンをするか、汚れてもいい服で作業することをおすすめします。


自分だけの作品を作りたい方へ:オーダーメイドという選択肢
既製品のデザインに満足できなくなったら、お気に入りの写真をキャンバス化するオーダーメイドサービスも試す価値があります。


まとめ:大人こそ、数字油絵にハマってみてほしい
2作品を完成させて思ったのは、「達成感と癒やしが同時に得られる趣味はなかなかない」ということです。特別な才能も道具も必要なく、始めるハードルが低いのに、できあがったときの満足感はかなり高い。
「何か新しいことを始めたいけど、何がいいか…」と迷っている方に、自信を持っておすすめできます。まずは色数の少ないキットから試してみてください。







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