※ 本記事は2018年6月の記事をリライトしました。
「連写ってどうやって設定するの?」「シャッターを押してもうまく連写できない…」そんな疑問を持っている方へ。Nikon D7200の連写設定を、操作手順から実際の使いどころまで、わかりやすく解説します。
私は取材やイベント撮影でD7200を愛用して8年以上。連写機能に何度助けられたかわかりません。特に動く被写体を撮るとき、これを知っているかどうかで、写真の成功率がぐっと変わります。
D7200の連写とは?まずここから
連写とは、シャッターボタンを押し続けるだけで、高速で何枚も写真を撮り続ける機能のこと。
運動会の徒競走、野鳥のはばたき、子どもが転んだ瞬間のリアクション。「あ、今だ!」と思った瞬間にシャッターを押しても、実際には0.1秒ずれてしまうことってよくあります。連写を使えば、そのタイムラグを連続撮影でカバーできるんです。
D7200の連写速度は最大6コマ/秒。1秒間に6枚撮れるということなので、決定的な瞬間を逃しにくくなります。
連写の設定方法:レリーズモードダイヤルを回すだけ
D7200の連写設定は、メニューをいじる必要がありません。カメラ上部のダイヤルを回すだけで切り替わります。
操作手順(2ステップで完了)
① ダイヤルロックボタンを押しながら…
カメラ上部にある「レリーズモードダイヤル」の中央のボタンを押さえます。
② ダイヤルを回して「CL」か「CH」に合わせる
ロックを押しながらダイヤルを回すと、モードが切り替わります。

※カメラ説明書9ページにも図解があります。
CLとCHの違い:どちらを使えばいい?

連写モードは「CL(低速連続)」と「CH(高速連続)」の2種類があります。
CL(低速連続)は、コマ数を自分で1〜6コマ/秒の範囲で設定できるモード。一枚ずつしっかり確認しながら撮りたい場面、たとえば表情を追いながら撮るポートレートなどに向いています。
CH(高速連続)は、最大6コマ/秒でとにかく速く連写するモード。スポーツや野鳥など、予測不能な動きをする被写体に。「撮れていればOK」という場面はこちら一択です。
迷ったらまずCHで撮ってみて、SDカードの容量が気になり始めたらCLに切り替える、という使い方が現実的かと思います。
連写が活きる場面:こんな被写体に使ってみた
野球の取材で実感したこと
以前、地域の野球部の取材に行ったとき、連写の有難さを改めて実感しました。投球フォームって、一番かっこいい瞬間って本当に一瞬なんですよね。エースの豪速球ともなると、ファインダーで追いながら「今だ!」とシャッターを切っても、ちょっとずれる。

CHモードで連写してみたら、腕の振り・リリースの瞬間・フォロースルーと、一連の動きを全部収められました。その中から「これだ!」という一枚を選ぶ。この選ぶ楽しみも、連写撮影の醍醐味です。

子どもやペットにも:動きを予測して押し続ける
コツは「撮れた!」と思ってから指を離すのではなく、動きが終わりそうなタイミングまで押し続けること。最後の一コマに意外といい表情が入っていたりします。

望遠レンズと組み合わせると世界が広がる

望遠レンズ+連写は、野鳥撮影の定番の組み合わせ。遠くにいる鳥のはばたきを、ある程度距離を保ちながら連写で狙う。その中の一枚に、翼を目一杯広げた瞬間が収まっていた日には、思わず声が出ます。
こういう体験が積み重なると、一眼レフがやめられなくなるんですよね。
連写がうまくいかないときの確認ポイント
連写を試してみたけど「なんか思い通りに動かない」という場合、以下の点を確認してみてください。
① レリーズモードがSになっていないか?
「S(シングル)」のままだと1枚しか撮れません。CL・CHになっているか確認を。
② SDカードの書き込み速度が遅い
連写した写真を次々と書き込む必要があるので、低速カードだとバッファが詰まって止まります。Class10以上、できればUHS-I対応カードが安心です。
③ バッテリー残量が少ない
バッテリーが減ってくると、連写速度が落ちることがあります。長時間の撮影では予備バッテリーを持っておくと安心。
④ 設定をリセットしたい場合
カスタム設定が複雑になりすぎて何がなんだかわからなくなったら、初期化するのも一つの手です。→ NikonD7200を初期化・工場出荷状態に戻す方法
連写と一緒に知っておきたいこと
シャッタースピードは速めに
動く被写体を連写するとき、シャッタースピードが遅いと一枚一枚がブレます。連写のコマ数が多くても、全部ブレていたら意味がありません。
目安としては、スポーツや野鳥なら1/500秒以上。子どもやペットでも1/250秒は確保したいところです。暗い場所ではISO感度を上げて対応しましょう。
AFモードは「AF-C(コンティニュアスAF)」に
連写と組み合わせてほしいのが、AFモードの設定。AF-Sのままだと最初にピントを合わせた位置で固定されてしまうので、動く被写体に追従してくれるAF-C(コンティニュアスAF)に切り替えておきましょう。
この2つ(連写+AF-C)がセットになって、初めて「動体撮影」として機能します。
参考になる一冊
D7200の操作に慣れてきたら、より深く使いこなすための本も参考になります。
D7200の連写機能、まとめ
「D7200 連写」について、設定から使いどころまでまとめました。
操作自体はダイヤルを回すだけのシンプルさなのに、撮れる写真の幅がぐっと広がる機能です。最初はCHで試して、SDカードの枚数が増えすぎると感じたらCLに調整する、くらいの感覚で大丈夫。
「ベストショットは確率論」という面もあります。同じ場面を10枚撮るより、連写で50枚撮ったほうが、「これだ!」という一枚が見つかる可能性は格段に上がります。まずは気軽に試してみてください。
D7200のそのほかの性能や使い心地が気になる方は、こちらもどうぞ。→ Nikon D7200レビュー:エントリーモデルからワンランクアップしたい人におすすめ!
著者:秘亭(himetei)
取材・撮影歴30年以上。Nikon D7200を3年以上愛用し、スポーツ・イベント・地域取材など幅広いシーンで使用中。カメラ初心者が「なぜか難しく感じる」ポイントをわかりやすく伝えることを心がけています。


