「背景がうまくボケない」「思ったより写真が平凡」
そんな悩みを感じ始めた初心者にこそ試してほしいのが、Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G です。
これは最新レンズではありませんが、寄れて、自然にボケて、扱いやすい。
今でも“はじめての単焦点”として選ばれ続けている理由が、しっかりあります。
中古でも状態の良いものが多く、初めての単焦点として無理なく選べる一本だと感じました。私の写真を「撮る楽しさ」から「表現する楽しさ」へ一段ギアを引き上げてくれました。

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Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G が選ばれる理由
マクロ寄りで寄れる万能さ
NIKKOR 40mm f/2.8Gは、マクロレンズとして設計されています。
そのため被写体にかなり近づいて撮影することができ、料理や小物、花、雑貨などの撮影がとても得意です。
「単焦点って難しそう…」と思われがちですが、このレンズは意外と気軽に使える一本。被写体にしっかり寄れるので、構図も自然に決まりやすく、「あ、これ撮りやすいな」と感じる瞬間がきっと増えてきます。

「単焦点レンズ」と「Micro(マイクロ)」の違い
「単焦点」や「Micro」という言葉は、カメラに詳しくないとこんがらがってしまいますね。実はこの2つは役割がまったく違い、写真の写りを大きく左右するポイントでもあるのです。
Nikonの「マイクロレンズ」は、一般的にいう「マクロレンズ」と同じ意味です。被写体を実物大(またはそれに近い大きさ)で撮影できる、近接撮影用レンズ
ということです。
用語の整理
● 単焦点レンズ
- 焦点距離が固定(40mmのみ)
- ズームはできない
- その代わり
- 画質が良い
- 明るい
- ボケがきれい
👉 「単焦点」はレンズの構造・性格の話
● マイクロレンズ(=マクロレンズ)
- 非常に近くまで寄って撮れる
- 被写体を大きく写せる
- 花、料理、スイーツ、小物、質感描写に強い
👉 「マイクロ」は撮影能力(近接・拡大)の話
※ Nikonは昔から「Macro」ではなく 「Micro」 という名称を使っています。
単焦点レンズで近づきすぎて「ピンぼけ」あるある話
マクロレンズでも、「これ以上近づくとピントが合わない」という限界の距離があります。
このレンズを使い始めたとき 「もう少し寄りたい」と思って被写体に近づきすぎ、 あとで写真を見るとピンぼけしていた💦ということがありました。
ズームできない単焦点レンズのため、 構図を作ろうとして自然と前に出てしまうのが原因です。 これはレンズが難しいわけではなく、 最短撮影距離より近づいてしまっただけ。
40mm f/2.8Gは、 無理に寄らなくても主役を自然な大きさで写せるレンズ。 ピントが合わないと感じたら、 一歩下がって構え直すだけで、写りが安定します。

初心者でも失敗しにくく撮影するコツ(簡単)
- まず少し引いた位置でピントを合わせる
- ボケすぎる場合はF値を少し絞る(F5.6〜8)
- オートフォーカスが迷うときは体を前後に動かして合わせる
これだけでも成功率はかなり上がります。
中古価格が初心者に優しすぎる
特に中古市場では、このクラスの単焦点レンズとしてはかなり手頃な価格で見つかります。新品時と比べると驚くほど手頃になっており、「2本目として試してみる」には最適な価格帯です。
「単焦点を試してみたいけど、いきなり高いレンズは不安」という人にとっては、ちょうどいい距離感の一本です。
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作例レビュー|初心者でもここまで撮れる

このレンズで撮影した写真は、派手さよりも安定感のある写りが印象的です。
・料理やテーブルフォト
・散歩中のスナップ
・身近な小物や花

今回の作例は、特別なテクニックを使わず、普段通りに撮影したものです。
それでもこれだけ安定した写りが得られるのは、NIKKOR 40mm f/2.8Gのバランスの良さだと感じました。
「自分にもこのくらい撮れそう」と思えた方は、一度価格や在庫をのぞいてみてもいいかもしれません。
35mm f/1.8と迷って、40mm f/2.8Gに決めた話
35mm f/1.8にするか、40mm f/2.8Gにするか。
はじめての単焦点レンズ選びで、かなり迷いました。「明るくて定番」という言葉に安心感があり、正直なところ、つい最近まで35mm f/1.8にするつもりでした。
そんなときに目に留まったのが、Amazonに投稿されていた、少し長めのカスタマーレビューです。そのレビューには、「実際に使ってみて、どんな場面で違いを感じたのか」が、とてもわかりやすく書かれていました。
特に印象に残ったのが、料理やテーブルの写真を撮るときの話。
「思っているより近づけない」「ピントが合いにくい」と感じた経験が、
自分の撮影シーンと重なりました。
読み進めるうちに、「明るさ」だけで選ぶよりも、近づいて撮れることのほうが大事な場面もあるということに気づかされました。
難しそうに感じていた「マクロレンズ」も、特別な撮り方をしなくても、普段のスナップや日常写真で普通に使えるという点が伝わってきます。
このレビューを読んで、「これなら自分でも安心して使えそう」
そう思えたことが、40mm f/2.8Gを選んだ決め手でした。
購入前に知っておきたいポイント(正直レビュー)
もちろん、完璧なレンズではありません。
AFは最新レンズほど速くはなく、解像感も最新設計と比べれば控えめです。
またDX専用レンズのため、将来的にフルサイズへ移行する予定がある人には不向きです。
それでも、初心者の2本目として考えれば、これらは大きな欠点にはなりにくいと感じます。
NIKKOR 40mm f/2.8G対応機種(重要)
AF-S DX Micro 40mm f/2.8G は DX専用レンズ です。
〇 使用できるカメラ
D3300 / D5300 / D5500 / D7200 / D7300 など
✕ 使用できないカメラ(FX)
D610 / D810 / Df / D4S などフルサイズ機
こんな人には、今でも安心しておすすめできます
- 中古の一眼レフを使っていて、レンズを充実させたい人
- はじめて単焦点レンズに挑戦してみたい人
- 構図やボケを楽しみながら、写真そのものをもっと好きになりたい人
このような方には、
NIKKOR 40mm f/2.8Gは今でも自信を持っておすすめできる一本です。
難しすぎず、扱いやすく、「撮る楽しさ」を素直に感じられます。
こんな人には、別の選択肢のほうが合うかもしれません
- 近いうちにZマウントへ完全に移行する予定がある人
- スポーツ撮影や遠くの被写体を撮ることが多い人
- 1本のレンズで、広角から望遠までまとめて済ませたい人
こうした用途が中心の場合は、
別のレンズを選んだほうが満足度が高くなるかもしれません。
まとめ|NIKKOR 40mm f/2.8Gは「写真を楽しむ感覚」を教えてくれる一本
Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gは「40mmの単焦点レンズ」であり、なおかつ「近接撮影に強いMicro(マクロ)レンズ」
はじめての単焦点に迷ったら、40mm f/2.8G。
写真を「考えすぎず、楽しむ」ことを思い出させてくれるレンズです。
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補足
私は単焦点レンズをもう一本もっっています。SONYのα6400につけています。シグマ 30mm F1.4 DC DN(Sony Eマウント) です。

しかし、シグマ30mm F1.4は、背景を大きくぼかせる明るい単焦点レンズで、マクロ撮影向きではないのです。当初、違いが分からず、寄り過ぎて全然上手く撮れなくて焦りまくりました。
40mm Micro との違いを一言で言うと…
- NIKKOR 40mm f/2.8G Micro
→ 質感・ディテール重視、寄れる - SIGMA 30mm F1.4
→ ボケ・明るさ重視、雰囲気重視
…でした。



