「こんな場所があったのか」兵庫・多可町のミツマタ群生に感動した話

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※ 初出:2021年3月の記事をリライトしました。

兵庫県多可郡多可町加美区の山奥に、毎年春だけ現れる「ミツマタの群生地」があります。淡い黄色と白の花が山の斜面を埋め尽くす光景は、一度見たら忘れられないものでした。

目次

多可町加美区のミツマタ群生地へ

「カメラが趣味やろ。こっちに来る用事あるなら、持っておいで」

知り合いのおじいちゃまから、そんなお電話をいただいたのがきっかけでした。向かった先は多可郡多可町加美区の山の中。加美区は兵庫県中部に位置する静かな山間の地域です。

林業(スギ・ヒノキ)と、古くから知られる高級和紙「杉原紙」が主な産業。この地の和紙は、コウゾを原料としていますが、今回訪れたのはその山中に自生するミツマタの群生地です。

多可町加美区の山間の風景

おじちゃまの案内で車は山の奥へ奥へ。「イノシシ、鹿、熊が突然出てくるよ」と言われ、内心どきどきしながら進みました。杉原川河谷に沿う山間の景観が、それはもう素晴らしくて。

そして——「ついたで」という声とともに山の向こうを見ると。

一面に、白と淡い黄色の花の絨毯が広がっていました。

多可町加美区ミツマタ群生地の全景

「ふわあああ……!」

思わず声が出てしまいました。あまりの美しさに心をわし掴みにされて、気づけば夢中でシャッターを切っていました。そのうち、ふわっと甘くやさしい香りが漂ってきて。あれは、ミツマタの花の香りだったんですよね。

ミツマタの花のクローズアップ

ここは人がめったに入らない山の中。杉の木の下に広がるミツマタの群生は、まさに見事のひと言です。

杉林の中に広がるミツマタの群生
ミツマタの白いつぼみと淡黄色の花
多可町加美区ミツマタ群生地の春の風景

撮影機材はOLYMPUS PEN LITE E-PL6

この日の撮影に使ったのは、長年愛用しているOLYMPUS PEN LITE E-PL6です。

OLYMPUS PEN LITE E-PL6をかなり長い間使っています。山歩きのお供に選ぶ理由はこんなところ。

  • コンパクトで持ち運びしやすく、山道でも負担にならない
  • 高画質で、花の細かい質感まで写し取れる
  • 操作がシンプルで、咄嗟のシャッターチャンスを逃しにくい
  • アートフィルターなど、自然風景をさらに豊かに表現できる機能が充実

OLYMPUS PENは、こういった日帰り撮影にとても向いているカメラです。花の写真を撮るときの設定については、こちらの記事も参考にどうぞ。

OLYMPUS PENでマジックアワーを撮影する|秘亭のネタ

ミツマタとはどんな植物?開花時期と特徴

ミツマタの白いつぼみはとても愛らしい形をしています。開花時期は3月上旬〜4月上旬ごろ(3/5〜4/10頃が目安)。

ミツマタの白いつぼみのアップ写真

花芽は少し不思議な形をしていて、蜂の巣がぶら下がったような見た目。名前の由来は、枝が必ず3本ずつ分岐することから「三椏(みつまた)」と呼ばれるようになったそうです。「椏」は”あ”とも読み、「木の股」という意味を持ちます。

お札にも使われる!ミツマタと和紙の深い関係

ミツマタの樹皮には強い繊維があり、古くから和紙の原料として重宝されてきました。

しわになりにくく高級で、虫害にもなりにくいため、1万円札などの紙幣や証紙、重要書類に使われています。1876年(明治9年)に政府印刷局がミツマタを原料とした紙幣を製造して以来、その利用度は非常に高くなりました。紙幣以外にも証書・地図用紙・コピー紙など、幅広い用途で使われています。

あの何気なく使っているお札が、こんな山の中の植物からできているとは。なんだか不思議な縁を感じてしまいます。

和紙の原料についてもっと詳しく知りたい方は、阿波和紙の原料紹介ページも参考になります。

ミツマタの花言葉は「肉親の絆」と「永遠の愛」

ミツマタの花言葉は「肉親の絆」「永遠の愛」「壮健」「強靭」。家族への贈り物を探しているなら、これほど心のこもった花言葉もなかなかないですよね。

ミツマタの花言葉「肉親の絆」「永遠の愛」

山の写真撮影に持っていきたいアイテム

今回のような山中撮影では、カメラバッグの選び方も大切です。ミラーレスカメラをそのまま持ち歩けて、かつ両手が使える軽量バッグがあると、山道でも格段に動きやすくなります。また、カメラの保護のためにも防塵・防滴対応のバッグが安心です。

カメラの設定と使い方まとめ|秘亭のネタ

あとがき

天に向かってまっすぐ伸びる杉の木と、その足元に広がるミツマタの群生を眺めていると、不思議と体が軽くなるような感覚がありました。

風が吹くたびに届く甘い香り。ふっと深呼吸すると、心がすっと落ち着いていく。

毎日忙しく仕事や家事に追われている方、「ちょっと疲れたな」と感じたときには、ぜひ山や花を見に行ってみてください。草や木は、すぐそこにある最高の癒し場所だと、私はいつもそう思っています。

多可町加美区の山中で撮影したミツマタの風景
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