田久保友妃さんと大竹道哉氏との共演・飯盛野教会・秋のコンサート

去る2017.10.飯盛野教会にて秋のコンサートが催されました。

ヴァイオリニスト田久保友妃さんとの大竹道哉氏との共演です。
会場の飯盛野教会は、森の中にある小さな教会です。

この教会は、音響がよいので全ての音が心にしみるのです。

私は、こちらで月2回のペースでピアノのレッスンを受けていました。(現在休会中2022年)

レッスンご希望の方は下記までご連絡下さい。

※ 連絡先:m-ohtake☆iris.ocn.ne.jp まで (星を@に)

目次

飯盛野教会・秋のコンサート

コンサートは、小さな教会で行われました。

あいにく、この日は外せない仕事があり、都合で遅れて会場にはいりました。

なので、楽しみにしていた 「ベートーヴェン:ヴァイオリン ソナタ第8番 ト長調」を聞き逃してしまいました。

プログラムは、中盤に入っていました。

今回は、愛の光幼稚園後援で、無料で聞ける催しともあって会場には、子供達も会場にたくさん来ていました。

親御さんに付いて来た子供にとっては、間がもたなかったのか…会場の二階で笑顔と、時おり元気な歓声が溢れていました(笑)

ところが・・・。

その元気な声が、ふっと静かになるんです。

「ん?」と思って上を見上げると、一階が見渡せる二階のベランダにしがみついて、数人の子供達が、弓を弾く田久保さんの音色に耳を向けているのです。

騒いでいた子どもが「ん!なんだろう?」と聴き入った曲は「バルトーク:ルーマニア民俗舞曲」

昼下がりの教会の中には、美しい空気が流れていました。

いつもの忙しい生活のことも忘れて、ピアノとバイオリンの音色に浸れるのは至福の時間です。

コンサートを聞いた子供たちが、「昔、教会でね・・・・」と大人になった時に思い出話をしてくれたら良いなあ〜♪

…と思いました。

アンコール曲も終わると拍手喝采。

お二人も笑顔満面で、すばらしい瞬間です。

私のクラッシックデビューは苦い思い出?!

私が子供の頃の記憶に一つの「音楽のワンシーン」があります。

今でも強烈に残っています。

小学生1年生くらいの時に、父親に連れられていったお初のオーケストラ。

地元の市民会館だったと思うのです。

そして曲は「ドヴォルザークの新世界」だと記憶している。

母親は、側にいなかった。

父親だけ。

きっと、私にクラシックを経験させてやろう!ときっとワクワクしていたんでしょう。

ところが、第一楽章の一発目のティンパニーの大きな音!

「わ~ん〜!」と泣いた大きな声を今でも思い出します。

口を押えられて、会場の外に連れだされ、アメをもらってようやく落ち着いて中に入れたのは終楽章の第4楽章。

広くて暗がりの中で、スポットライトを浴びて並んでいる見知らぬおじさん達。

黒服の大人たちにビビっていたのも原因の一つかと思うのです。

私のクラシックデビューの記憶は、ちょっぴり苦い思い出です。

泣いてしまったクラシック初デビューですが、本物のクラシックの音楽に触れさせてくれた父。

後の私の人生に、福よかなきっかけを与えてくれたのだと感謝しています。

バルトーク:ルーマニア民俗舞曲

ルーマニア民俗舞曲(ルーマニアみんぞくぶきょく)Sz.56は、バルトーク・ベーラ1915年に作曲した6曲からなるピアノの小品の組曲である。1917年、自身の手により小管弦楽に編曲された。バルトークの最もよきルーマニアの友人であり、また最も民謡採集に協力した人物であるイオン・ブシツィアに献呈されました。

民謡というありふれた素材に新たな生命が与えられている。技巧的な面もあると同時に、演奏においては楽譜には表記されていない民俗音楽的な情緒が求められ音楽的要求は高い。  抜粋:ウィキペディアより

■ 終止が長三和音になっているのが特徴です。
このテーマが二度演奏されると後半に移ります。

■ 後半のメロディー

前半のメロディーに対して音域が広がって盛り上げるんですね。

■ そして、伴奏の聴きどころは、毎回、少しずつ変化していること。

あと、いろいろな秘策が曲に隠されています。

※ 追記

(公財)青山財団助成公演 田久保友妃ヴァイオリンリサイタル

演奏された田久保友妃さんのリサイタルがあるので紹介いたします。

【田久保友妃ヴァイオリンリサイタルの詳細】

日時:2018年4月22日(日)14時30分開演
会場:京都青山音楽記念館バロックザール
料金:2500円(当日3000円)

曲目:ベートーヴェン「ソナタ第8番」、イザイ「無伴奏ソナタ第3番バラード」、バルトーク「ルーマニア民俗舞曲」、ハチャトゥリアン「協奏曲第1楽章」、フランク「ソナタイ長調」

ピアノ

曲を読み解く面白さが見えてきた

最近「楽器のおけいこ」の携わる一番の面白さである、作曲者のこだわりを解きながら音を探っていくレッスンを家で、できるようになりました。

これは、このコンサートの演奏者の大竹道哉氏に習うようになってからです。

そして…作曲者が「俺っちはね!導音に、この音をもってきているんだ!オシャレ~だろ♪」

と言っているのが見えたときは、最高にうれしいです。

作曲家が「俺っち」とは仰らないでしょうけれど。 (=゚ω゚)ノ

今回は、美しい演奏者に見入ってしまいましたが、
次回は、曲のハーモニー聞けるような耳にして、参加したいです♪

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■校訂・運指・解説:大竹道哉

大竹道哉/ピティナ登録音源

http://www.piano.or.jp/enc/pianists/detail/39/

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